アナウンサー日記
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2003年02月02日(日) |
高校ラグビー新人戦決勝 |
今年の長崎県高校ラグビーの行方を占う新人大会の決勝戦は、長崎市松山町の市営ラグビー場で、きょう正午から行われた。
NBCでは以前この大会のテレビ中継を行っていたが、3年前に終了。去年と一昨年はラジオ中継を放送したが、今年はいずれも行わない。私はテレビニュース勤務の合間に、グラウンドを訪れた。
試合は、新チームになってから敵なしの長崎北と、その北が予選で唯一引き分けた長崎南山。両チーム実力の拮抗した、決勝戦にふさわしい好ゲームとなった。
後半のインジュアリー・タイム(ロス・タイム)に入ってから、それまで「8-14」とリードされていた長崎北が劇的なトライで1点差。さらにキャプテンの吉田がプレッシャーの中でゴールキックを成功させ逆転、ノーサイドとなった。「15-14」の1点差で長崎北の優勝である。
その瞬間、長崎北フィフティーンと観客席の応援団は喜びを爆発させ、一方、優勝をつかみかけていた南山フィフティーンはフィールドに崩れ落ちた。
表彰式の間も、南山フィフティーンの多くが涙を流しつづけていた。まるで花園予選決勝と見まごう光景である。南山はこの悔しさをバネに、さらに強いチームに成長するだろう。もちろん、全チームの目標はラグビーの聖地・花園での活躍にあるわけで、北も、他のライバルチームも黙ってはいまい。
こんなに素晴らしい試合を見せてくれた選手達に感謝するとともに、試合の模様を視聴者の皆さんにお見せする(お聞かせする)ことができなかったのは、とても残念だ。
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