僕達が知り合ったのは必然か
偶然と片付けるには深く知りすぎた
出会いを後悔と思うこともなく
寧ろ 君に会えてからのほうが 充実している
有り触れた 胡散臭い言葉で表すなら 運命というものか
決して鮮やかであったと言える時期に、出会えたとは言えない。
どん底に蹲っている僕に声をかけた君の真相は…
飽きれるほど昔の話をし、知らない時間を知った日々
いなくなった誰かを忘れるように 飽きれるほどの時間を
雑談、鼻歌交じりの声 君と過ごした
怒られ 怒り 泣いて 笑って 夢を並べて
あの時間 あの日々が 今を作った
あの日々が無駄でないと思えるのは
今も 君が生きているから
君は僕の生きた証
…僕達の掘った 時の井戸の深さはどれくらいになっているのだろうか
どこか違うようで、どこか似ている
君は僕が選ばなかった未来でもあり
君は僕が選びたかった未来でもあり
君は僕の憧れ 理想 影
どの言葉で表現すれば良いのか検討はつかない
長い夜を越えて逢えた日
君の部屋で焚いた香の香りは バニラ
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