何年前の今日は少し雨が降り 一つの傘に影が二つ並んだら
全てが許されたように ただ傲慢に言葉を並べ 見下しては毒を吐いて 近い君さえ霞めて 孤独な言葉の始まりを見る
冷たい海の上に 少しの強がりと 少しの希望を浮かべたら 地平線の向こうに 遠い君が見える
何年後の今日は少し曇り空 僕は独り部屋で眠ったら
全て認めた振りをして ただ今でも怯えながら 言葉の羅列を繰り返し 遠い君へ届いたら… 孤独な言葉の意味も癒える
冷たい雲の上に 少しの優しさと 少しの希望を浮かべたら 太陽に照らされて 遠い君が見えた
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