おてんきや日記
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2004年02月08日(日) ショップを構えた友人のこと

親しくしている友人が、つい先日、東京の西荻窪という街に、紅茶とアンティークをテーマにした小さなお店をオープンさせた。
そのお店が、昨日の日経新聞の土曜版に掲載された。
その記事を見て、すぐに「おめでとう!」の電話を入れた。

彼女は、昨年まである会社で働いていた。
でも、心のどこかに「自分のお店を持ちたい」という気持ちがあったのだろうと思う。
自分で何かをやりたい、自分で何かをつくりたい。
毎日同じことの繰り返しで、それをこなしていく日々を過ごしながら、きっと彼女は心の中で、そういう思いをどんどん膨らませていたのだと思う。

「やる!」と決めてから、彼女の行動は早かった。
それは周りで見ているほうがびっくりするぐらい。
話を聞くたびにどんどん新しい展開をしていた。
また、運も良かった。
いい場所に店舗を構え、次々と内装を整え、品物を買い付けし、そういうタイミングが、待っていたかのように彼女を動かしていった。

エネルギーを持つ人のところには、おのずとエネルギーを持つ人が寄ってくるのだろうか。
店舗を構えるということについては素人の彼女を、バックアップしてくれるような人と出会うこともできた。

そして、あっという間に私の友人はショップのオーナーになってしまった。
もともととてもセンスが良くて、和骨董が趣味だった彼女。
陶芸教室の助手をやっていて、私もたくさんの作品をいただいた。
お店は、英国主体のアンティークなものを取りそろえていて、彼女が厳選した紅茶たちと一緒に、とてもきれいに並べられている。
彼女の中のセンスというか、表現したいものが、その空間に結集されているようだった。
すごいな〜、こんな力を持っていたんだ!

やりたいこと、やらなきゃいけなことが次々出てきて、とっても忙しそうだけど、すごく充実している感じ。
やっぱり、本当に「やりたい」と思っていることはやるべきなんだなと、彼女を見ていて思った。
そういう想いやパワーが、力となり運となるのかもしれない。
でも、この年齢になると、現実にはやっぱりいろいろと考えて躊躇してしまうことも多い。
それを乗り越えて自分の夢を実現させようとしている友人を、私はすごく尊敬する。


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