【Realistic Pillow】
秋野京



 真面目な話。

この前新聞で読んだのですが。
アフリカではエイズがとても流行っていて、
幼い命も沢山失われているという状況です。
でも、アフリカの人々は貧困に苦しんでいます。
当然治療薬を買う事もままならないわけです。
まして新薬ともなればお金がべらぼうに高くなるのです。
治りたくても薬が手に入らないのです。買えないんです。
それでアフリカの人々が製薬会社に対してデモを行った、
そんな記事でした。

考えさせられました。
難病に対する特効薬が開発されれば、その薬は爆発的に
売れる事でしょう。開発した所(販売した所)に沢山
お金が入ります。薬が手に入った人は病から開放されます。
(例え一時的なものであっても)会社は入ってきたお金を
使って、また研究を重ねる事が可能になるわけです。

…でも。薬が買えない人は?
何の為の薬の開発なのか?
病気で苦しむ人を助けるため?
お金を儲ける為?

薬の事だけではなく、医療行為全般について同じ事が
言えると思います。う〜ん、難しい問題ですね。

沢山の病気の人が助かればいい、そう願う自分は偽善なんだろうか…

2001年06月08日(金)
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