【Realistic Pillow】
秋野京



 ヤガミさんBD

「…雨降りだなぁ」
今日は庵の誕生日だ。

「そうだな」
何をそんな不満そうな顔をしてる?

「…何だよ。お前の誕生日だぞ?」
絶対、コイツ自分の誕生日を覚えてなかったぞ。

「関係ない」
京の話はイマイチ関連性が掴みにくい。

「ったく、つまんないヤツだなぁ」
折角の誕生日か雨で嬉しいか??

「天気なんて、どうでもいい」
…全く、京は単純馬鹿だな。

「あーそうかよ」
どんだけ一緒にいても、ワケわかんねーヤツ…。

「…京が傍にいるなら、どうでもいい」
ここまで、ハッキリ言わないとわからないのか。

「…そういう事は早く言えよ」
いっつも言葉足らずなんだよ、馬鹿庵。

「どうした?顔がゆるんでるぞ」
ようやく、理解したか。ついでに機嫌も直ったか。

「いーおり!誕生日おめでとう♪」
俺って単純だよなぁ、って思うけどさ。

「ありがとう、京」
愛する人の好意だ、素直に受け取っておこう。


Happy Birthday…




2007年03月25日(日)
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