気味の悪い夢を見ました。 白いバスタブのお風呂に入って、仰向けで寝ていると、足のほうから何かが 圧し掛かってくる気配が。
ふと目を開けると、私とよく似た、人間の皮膚で出来た物体(南極チャン2号のような感じ) が、ゆっくりとした動作で、ズルズルと圧し掛かってくるのです。
皮膚を縫い合わせて出来ているらしく、背中や、首の辺りに縫い目があるのですが、 中身は空らしく、眼窩は真っ暗な空洞で、こっちをじっと見つめている。
お風呂のお湯のせいか、触れている部分に、生温かい感触としっとりとした重みが 感じられて、やがて、ぴったり上に重なってきたかと思うと、キスされました。
唇の感触が柔らかくて、異常にリアルだったんですが、夢の中の私は、別段嫌悪感を 抱くでもなく、どうせなら、格好いいオニイチャンが良かったなあ。と、ぼんやりと 考えている、という夢。
今まで見た夢の中でも、オリジナリティのある悪夢でした。 それほど後味は悪くなかったのが、またなんとなく気味が悪い、そんな夢の話。
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