久々に中国映画鑑賞。
「グリーン・デスティニー」 (原題 臥虎蔵龍) http://www.spe.co.jp/movie/greendestiny/
原題は格好いいのに、如何なる理由でこの邦題なのか。 ハリウッド受けを狙ったせいか?なんかカッチョ悪い…。
碧銘剣が「グリーンデスティニー」、碧眼狐が「ジェイド・フォックス」と、 妙にアメリカナイズされた訳が、なんとも不自然。
登場人物の名前も、字幕上では「イェン」となっていても、 その名前では全然呼ばれてなかったりね。私の耳には「シャオロン(小龍)」と 何度か聴こえたので調べたところ、やっぱり「龍」って名前だったらしい。
どうなってるんだ、まったく。
内容としては、語るほどのものもない、所謂カンフーアクションもの なんですが、映像は綺麗です。特に表題で強調するだけあって、 碧銘剣の使い手である、ムーバイと、この話の全ての元凶、我儘傲慢娘の イェンが、鬱蒼と茂った竹林で闘うシーンは、竹の青みがかった碧が 非常に美しい。
しきりと謳い文句に挙げられたワイヤー・アクションですが、 伝統的なカンフー映画の動きが多いせいか、不自然さが 否めない場面が多くて、私的には不評。
剣技や体術の場面が、凄くスピード感もあっていいのに、 踏み切りの甘いフワフワした動きで、空中を飛んでしまうと、 せっかく生まれたリアリティーがぶち壊されて、ちょっと興ざめ。
あくまでアクション映画なので、話の流れ的に重要なはずの、 ムーバイとユーの熟年“失楽園”師弟カップルと、イェンとローの 若さと勢いだけで弾けまくってるカップルの恋愛も、 細かい心理描写が足りない気がするのよね。
賛否両論まっぷたつらしいラストのオチも、私は結構好きですが、 あの伏線の張り方だったら、もうちょっと細かく登場人物の 心の動きを追ったら、もっともっと感動的になったんじゃなかろうか。
あれじゃあ、あれだけ周りに迷惑を掛け倒しながら、どうして イェンがあの結末を選ぶのか、ローの表情が、どういった感情から 生まれたものなのか、イマイチ薄くて伝わらない気がする。残念。
キャスティングに関しては、さすがに力入ってます。
ムーバイ役の、チョウ・ユンファ。 主演なのに出番が少なくても、髪型が弁髪でも、なんだか男前。
ユー役には、ボンドガールにも選ばれたことがある、ミシェル・ヨー。
この2人は、華やかさには欠けるけど、燻し銀のような渋い抑制された 演技が良かったと思う。当然ながらアクションが凄く上手だし。
ユーとイェンのタイマンガチンコ勝負でのミシェル・ヨーは、圧巻。
イェン役は、「初恋のきた道」で人気大爆発の、チャン・ツィイー。 本当にこの子は可愛い。日本人が大好きそうな、タヌキ系のロリ顔で、 コン・リーの再来と一部で言われているのも頷ける。
ロー役は、「ブエノスアイレス」にも出演していた、チャン・チェン。
正直に告白いたしますと、私は彼が大好きなのですが、 前回、「ブエノスアイレス」観た時も思ったんだけど、
チャン・チェン、ピエール瀧に似てるよね…。
痩せて男前なピエール瀧。髭を生やしてちょっとワイルド。 格好いいなあ。見せ場が少なくてちょっとオバカちゃんなのが、玉に瑕。
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