■ 日々の歩み。 ■
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2003年09月29日(月) 冷たい手。

 芸術(?)の秋、ということで、ビデオ鑑賞。

「ラヴァーズ・キス」
http://www.lovers-kiss.net/

 同名の、吉田秋生の少女漫画の映画化。
吉田秋生の漫画は、どれも好きなんですが、私はこの作品が
いちばん好きだ。切なくて青い感じが、なんとも。

 で、原作はよかったんだけど、映画はね…。
高校生が主人公ということで、キャストも若い俳優が中心で、
脇をガッチリ固める中堅どころもいないため、どうにも
学芸会テイストが抜けきらないし、話の流れも、心理描写が
イマイチ端折りすぎで、原作読んでいないと判り難い気が。

 要するに不完全燃焼。原作がいいだけ、もったいない。


 原作と同じ、同一場面での視点が変わるオムニバスで、
パズルのピースを埋めていくように内容が補完されていく構成も、
私は嫌いではないが、中弛みの一因になってるよな…。

 主人公の里伽子に想いを寄せる親友の美紀役の、市川実日子は、
女っぽくない、中性的な雰囲気でていて、個人的には好きかも。

 
 そして、主人公の里伽子役の、平山綾。写る角度によってだけど、

アイドル時代の千葉麗子に似てないか?


 …まあ、それは置いといて。
青春の甘酸っぱく切ない感じは出ていて、それはよかったのではないかと。


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