年明けは、何をするにつけても、「今年最初の」という 冠がつくと、貧乏性のワタクシなぞは、なんとなく ワクワクいたしますよ。
初詣、初日の出、初夢、書初め、姫初め。(言うと思ったでしょ…。)
で、今年の初ビデオ鑑賞。「時計仕掛けのオレンジ」
5年ぶりくらいに観たんだけど。 なんとも貧困なボキャブラリーで申し訳ないが、 すんげえ映画だよ。あれは。
スタイリッシュで美しい映像と、シュールで皮肉なメッセージ。 暴力シーンのことがよく取沙汰されるけど、暴力描写が出尽くした感の ある今から比べたら、大したものではないですよ。
むしろ、精神的に痛い。どこを取っても。
音楽もシンセサイザーやクラシックなど多種多彩な音楽が 効果的に使われていますが、有名な「雨に唄えば」の インパクトもあるけど、今回観たら、ベートーヴェンの第九の方が 全然衝撃的だね。なんなんだろう。あれは。
「ルードヴィッヒは悪くないのに!」っていう アレックスの台詞に、激しく萌えたね!! ←変なツボ。
底が浅いと嘲笑されようが、あの映画から受けた衝撃は そうそう忘れられるものではありませぬ。
それにしても、我ながら本当に判りやすくて浅はかな趣味嗜好よね。
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