LIVEが終わり、東京駅に着く。
高速バス乗り場で、念の為出発時間を確認しておこうと
した時の事・・・、なにやら騒がし気な雰囲気。
どうやら雪の影響で、関西方面のバスが前線運休になっていた。
私のは？と不安になって係員に聞いてみる。
その時点では（私が乗るバスは）運行予定との事。

「関西方面の方々、大変だなぁ・・・」なんて他人事のような
気持ちでいた私。
のんきに乗り場近くの店で御飯食べながら書き物してた。
もちろん、ウォークマンを聞き、LIVEの余韻に浸りながら（笑）。
なんとか発車時刻まで時間を潰し、乗り場へ行く。
発車10分前の事。
「・・・？？？」
誰も居ない。バスすら無い。
ふと横に貼ってある運休のお知らせのポスターに目をやる。
すると私が乗る予定だったバスの名が、殴り文字で書き足されていた。
急いで乗り場の乗車券売り場へ行く。たくさんの人が並んでいた。
自分の番になり、乗車券を見せると、全くの説明も無しに
お金だけを渡された。いわゆる“払い戻し”ってやつです。
後の保証とかは何も無いんだよね。当たり前かも知れないけど。
宿泊場所がどうだとか次の日の帰る手段をどうとかって
してはくれないんだよね。
仕方ないから緑の窓口へダッシュ。やはりそこもたくさんの人。
皆帰る手段を相談したりしていた。
私は相談も何も無かった。何故なら「夜バスがダメなら夜行電車で」
と決めていた（決まっていた？）からその予約をするだけ。
運良く席をGETできた。

とりあえずはその電車で市内の駅に到着したのは良いが・・・
到着時間はAM5時をちょっと過ぎた頃。
降り積もった雪が解けかかって、それが早朝の寒さで凍っていた。
つまりは全面“氷”景色という感じ。
空はまだ暗い。コンタクトレンズの三日月がまだ昇っていた（爆）。
始発のバスはまだ1時間半以上も後。当然タクシーを待つしか無い。
ちなみに到着したのはJRの駅で私の最寄り駅は私鉄の駅。
家から私鉄の最寄り駅まで行くのにもバスで移動してるのに、
JRの駅はその私鉄の駅より遥か遠くある。

待てども待てどもタクシーは来ない。
そこでふと思った。財布の中に、タクシー代あるのか？？って。
仕方なく歩いて最寄り駅まで行く事にした。
静かな早朝の街中に、私が氷（雪）をバリバリ踏み付けながら歩く、
そんな音しか響いていない。
途中何度も“ズルッ！！”と滑った。“ドテッ！！”とまでは
いかなかたけどね・・・（微笑）。

だんだんと夜が明けてきて見覚えのある景色になってきた。
やっと最寄り駅に到着。
時計を見てビックリ。なんと1時間も歩いていた。

さてと、最寄り駅からは歩いて30分で家に到着・・・っていうか
その時間になればバスも動いてる。誰が歩いて行くかっっ!!!!!
バスに乗り、やっと家に到着。
テレビを付けると、雪で通行止めやら遅れやらの報道がされている。
改めて帰って来れて良かったなと実感。

お風呂に入り体を温め、再びLIVEの事を思い出し、心まで温まる。

ホッとした気持ちで眠りにつくよしみなのであった・・・