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■ ソーシャル片思い
世の中、片思いの関係って多いですよね。こんなに想ってあげてるのに、尽くしているのに、相手は一向に振り返らない関係、とでもいうのでしょうか?
●アイドルと熱狂的なファンたち:純粋だと信じるファンをよそに、タバコくわえて温泉旅行 ●日米関係:国債一生懸命買ってあげてるのに、買わせてやってる気分の相手 ●日韓関係:相手は一生懸命なのに、海を渡ると、2ちゃんの「痛いニュース」ネタ ●コミケ実行委員会とサークルたち:一生懸命コンテンツ作っても、抽選で落とされる ●親子関係:「うちの子はやればできます」といつか、やりだすのを期待する親と、50歳までニートを続ける子供 ●パンダと観客:かわいいと囃し立られているが、パンダとしては、かわいいつもりはなく、ただ色々面倒くさい仕草をほめられている。
などなど。実はですね、今週末、マンハッタンに行ってきたんですよ。んで、お友達とお散歩していたら、新しく広がりつつあるショッピングエリアを発見したんでのですよ。ぼーっとあるいていると、色々有名ブランドの小さなショップが建ち並んでいました。「ここは、バーニーズとかにしか入ってないくらい高級ブランドなんだよ」「ここはパーソンズ出身の天才といわれるデザイナーの店」などなど教えて頂きました。
その一つ、「MARC JACOBS」というお店に立ち寄ったのです。写真の通り、皮ブーツすべて17ドル(2000円くらいか?)均一!とポスターが貼ってありましたので。どうやら有名な人らしいですね。ルイヴィトンのデザイナーだとか。(村上隆にあの品のないモノグラムを作らせた仕掛け人らいしですよ)
へー、安いね。ま、興味ないけどね・・・、と思いつつ店内をのぞいていると、「これ安くない?一つ1ドルだって。おみやげに買ってみようか」「そうだね」と、カゴに大量に入っていたネズミともカンガルーともつかない消しゴム風のキーホルダーを購入。そして、「そういや絆創膏切らしてるんだった」って思って、同じく同額の絆創膏入れを購入したんですね。入れ物よりもむしろ中身が欲しかったと言っても過言じゃない。↓これがその現物。
お友達「こんなの日本で買うともっと高いんだよー」 kiyo「へー。じゃ、800円くらいでヤフオクに流したら儲かるね?」 お友達「いやいや、そりゃぼったくりすぎでしょう。はは。」 kiyo「ま、せいぜい三倍350円くらいかね?」
なんて会話をしていたんですよ。んで、夜になり、会った別のお友達に「なんかしらんけど、1ドルで買ったからあげるよ〜。みんなで一緒のキーホルダーだー(゚∀゚)」なんてはしゃいでいたのですが、帰って値段を見てびっくりしました。これがURL「http://calamel.jp/MARC%20JACOBS%20マーク・ジェイコブス%20ラットロゴ%20キーホル…/item/3026143」。 まいったね。 1290円ですよ。
これは、片思いだね。この値段の差の前には、「彼のデザインが好きなの」「このブランドは一生使い続けられるくらい丈夫だから・・・」「このメーカーは本当にモノの分かるものにしか売らない、っていう精神でさ、そこが気に入ってるんだ〜」等々、使い古された言い訳は跡形もなく吹き飛びますよ。顧客の愛情など一顧だにせず、「価値も分からない馬鹿どもにはせいぜい高く売りつけて今夜のデート代の足しにでもするか」くらいな気分なのでしょうな。
いや、分かっていますよ。自分がそれでハッピーならいいんじゃないですか、というのが落ち着き先でしょうがね。片思いの方が美しいときもあるし。両思いになったら待っているのは往々にして悲劇だからね。
2007年04月10日(火)
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