Diary?
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2004年06月17日(木) 何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ

閑吟集は、読んだことがありません。
たまたま読んでいた本で引用されていたのに出会いました。
あまりにもこの一節がかっこよくて、泣きそうになりました。
少し調べてみると、この前の行から凄いです。

 くすむ人は見られぬ 夢の夢の夢の世を うつつ顔して
 何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ

室町時代にこんなことを歌われてしまって、もう私達には今さら書くべき言葉も
歌うべき歌も無いような気さえするわけですが、一期は夢なのですから
ただ狂って書きつらね、歌い続けてていくことにしましょうかね。


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