知らんけど

2006年12月17日(日)

ここにきて少しずつ気持ちが上向きになりつつある。そうした徐々に良くなる、いい意味での胸騒ぎがしている。ただ、まだまだそのポジティブさに満たされている感覚はない。もどかしい感じ。

今の状態を違う視点から見ることが出来始めているのかもしれない。ゲシュタルト崩壊というものがある。例えばひらがなの「あ」をじーっと見ていると、それが字に思えなくなる瞬間がある。漢字なんかでも、「借」という字をじーっと見ていると、なんか違うものに見えてくる。

現状に対しても、これまで何か当たり前だと思われていた枠組み(自分の意識)でしか考えられなかったものが、突然、違うものに見えてきたような感じがする。自分の状況をメタ認知するってのは言葉で言うのは簡単だが、実際に意識してできるものではないと感じた。ゲシュタルト崩壊を通して得たメタ認知というのは、さっきの文字と同じで、ただ単に現状をじっと見ていただけに過ぎない。そのじーっと見ている時間がというのがとても大事なんじゃないかと思った。

「転職したい。」「今の職場がイヤだ。」そうした気持ちから、何とかしようと転職活動をするわけだけど、そうした活動をする中でもう一人の冷静な自分が居て、「ただイヤだから転職するんじゃダメだぞ。」とか「ここで働きたいと心から思えるところが見つかるまでは絶対に簡単に転職しちゃだめだ。」とかクギを刺しているのだ。

その状況というのは、まさに動くに動けない状況なわけだ。転職活動という表面的な動きはあったとしても、退職から転職へというダイナミックな動きは起こせない。その状況でじっとしていることが意味がある。だからある意味時間が解決してくれるという言い回しは正しい。とにかく今のこのいい意味での胸騒ぎが徐々に盛り上がってきたときに、自分がどんな選択をするかが楽しみだ。


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