
ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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| 2001年12月20日(木) ■ |
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| 寒き遠方へ �◆岼Δ靴討眛呂�ない」 |
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午前0時10分。 京都の例のラーメン屋で腹ごしらえをした後、近くの山名君宅へ寄った俺。 そこで大東君が22時ごろに来ると聞いたので、せっかくだからとしばらく待っていたのだが・・・。
・・・こねぇ。 時間にいいかげんなアイツを待ってどうするつもりだったんだろう・・・俺・・・。
しかたなく山名宅を出て、京都駅に着いたのが23時過ぎ。 0時過ぎに京都駅の改札に入り、0時10分の電車で行ける所まで行く。 そして青春18切符をフル活用するという悪巧み。 ほら、18切符って当日ならば乗り放題だから・・・。
と思ったのだが、23時を過ぎると窓口は閉まっている。 諦めて、普通料金で切符を買い電車に乗る。
ということで辿り着いたのが、ここ、野洲駅。 今日はここでステーションビバーク。(一部地域では駅寝というらしい) 意外にも待合室が夜通し開いていたので夜風を凌ぐことが出来たが、 逆に、椅子があって寝袋をひくことができず、安眠はできなかった。
5時半に窓口が開き、念願の青春18切符を購入。 もっと前に買っておけばよかったなぁ。
今回の目的地は秋田。 本当は北陸線まわりで行けば早いのだが、せっかくだから旅を満喫しようと、太平洋側を回ることに。 野洲からは東海道本線を名古屋まで。 名古屋からは浜松などを経由して東京まで。 東京から、東北本線、奥羽本線と乗り継いで山形を通り、秋田に至る計画だ。
昨夜眠れなかった俺は、昼頃、随分暖かくなってきた熱海行き各駅停車の中で眠っていた。 ふと、目が覚めた時、目の前には妙に綺麗な富士山が見えた。
これは・・・看板? と、かなり間抜けなことを考えてしまうぐらい綺麗な富士山だった。 青空に浮かぶ積雪した富士、ではなく。 雲がかかっているのだが、その雲のかかり方が完璧すぎるぐらい完璧なのだ。
しばし、富士山に見とれた後で、「あ、カメラ用意してねー」ことに気が付く俺。 現地に到着してから買えばいいかなー、なんて思っていたのに・・・失敗。
その後も、不思議なくらいに乗り継ぎが成功しまくった。 15分以上電車を待った駅はないのではないだろうか? そう思うぐらいにうまいこと乗り継げた。
そんな状態で、しかも、欲しい時に売店はない。
気が付けば、俺は朝からご飯を食べてないままじゃないか。 確か・・・朝、寒さをしのぐために野洲駅周辺でやっと見つけた板チョコと缶コーヒーを口にした以来、 ずっと飲まず食わす・・・。
その間、空腹を紛らわすためではないが唯川恵の「愛しても届かない」を読む。 そして、すぐに読み終わる。 山男を愛した、とある女性の物語。 例によって山男は遭難して死んでしまう・・・わけではなく。(笑) まぁ、なかなかよかったんじゃないですかね、男の読む本かどうかはともかく。(苦笑)
気が付けば電車は、山形県の新庄駅に到達していた。 今日はこの駅の軒下を借りて寝る予定だ。
しかし、何も食べずに寝たらきっと凍死してしまう。(なわけないか) ていうかそれ以前に眠れないに違いない。 近所を散策した俺は、ラーメン屋さん?を発見。 「駅前ラーメン700円」というのぼりを見て、「これは喰っとかな!!」と即決。
店内にも「駅前ラーメン 話の種にどうぞ」とある。
「駅前ラーメンひとつ」 「え?駅前ラーメン、納豆入ってますよ?」
俺の発音から、関西人であることを読み取っての質問なのだろうか? 納豆は食える、というかご飯にかけるのは好きだが・・・・ しかし納豆の入ったラーメンって旨いのか?
「それ、美味しいんですか?」 「うー・・・ん・・・好きな人は好きですね。納豆は大丈夫ですか?」
出てきたのは、普通のラーメンに納豆をかき混ぜたものが乗っている。 納豆ラーメンと聞いて麺に絡み付いてくる納豆の図を想像したが、 スープに混ざった納豆は当然絡みついてくるはずもなく、わざわざレンゲですくったほどだ。
ま。不味くはないが、無茶苦茶旨いというほどでも・・・。 確かに話の種にはなったわな。
そして、その後。 俺は人気のなくなった駅の軒下で、東北らしく積もった雪を見ながら寝袋の準備をするのだった。
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