2002年05月18日(土) 道


今朝は雨で自転車に乗って行けなかった。
だから、帰り道は駅からのんびりと歩いた。
テストも半分終わって気分は上々。
出来が悪い科目も特に見あたらないし、
なんていったって今日は週末だ。

道ばたでジャージ姿の女の子達が立ち止まっている。
試合かな、と思いながらわきを通り過ぎようとする。
すると、
「すみません、○○高校ってどこですか?」
と呼びとめられる。
あいにく私は地元の学校には明るくない。
「ごめんなさい、ちょっと分からないです」
済まない気持ちで歩き出すと、
その中の一人が地図を片手にしているのを見つけた。
「その地図、見せてもらえますか?」
どうやらスーパーの近くの高校らしい。
学校名と場所が一致しなかっただけで、
私も知っている高校だった。
「あ、ここなら分かります。途中まで一緒に行きましょう。」

ほんの5分くらいだったと思う。
言葉もほとんど交わさなかった。
どこの学校ですか、とか、何年生ですか、とか。
交わしたとしてもそれぐらいだ。
「この道をまっすぐ行って、スーパーを右に曲がればすぐですよ。
試合、頑張ってください!」
そう言って彼女たちと別れた。
まったく知らない人だけれど、
少しでも関わったことがあると、気になってしまうものだ。
彼女たちは試合に勝てたのだろうか。



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