こうしてインターネットをしていると、 いろんな人を見かけることになる。 「見かける」という言葉はへんかも知れないけれど、 ネットというこの不思議な世界では、 表現としてこの言葉しか思いつかない。 チャット、HP、メール…その手段は様々だけれど、 私がいちばん好きなのはHPだ。 色、言葉、絵や写真。 いろいろなものがそこにはあふれている。 HPを手がける人によって、小さくもひとつの世界があると思う。
その中には素敵なページがたくさんあって、 才能というのもついて、いろいろと考えさせられる。 私には取り柄や才能があるのだろうか。 HPで文章を書いているけれど、 たいして面白い文章ではないんじゃないだろうか。 写真のコーナーもあるけれど、半端だ。
ネット上の私はいつも少し中途半端だ。 いるけれど、いない。 そんな感じがいつもしている。 ネット上では私は文字や画像としてしか表現されない。 自分の身体が存在しない分、不安におちいることがある。 こんなにたくさんの人に埋もれたら、 私なんてつまらない人間でしかないんじゃないだろうか。
ああ、才能が欲しい。 自分の身体が見えない世界でも、 キラリと光を放つような才能が。 私の絵は才能って言えるのかしら。
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