4月から一人暮らしをはじめた友だちの新宅にお邪魔させてもらった。 植物のつたがからまった階段を上り、 廊下をいちばん奥まで進むと、彼女の部屋。 プーさんのキーホルダーがついた鍵でドアを開けて、 「どうぞ」と言う彼女は、少し大人っぽくなっていた。 6畳ぐらいの狭い部屋はこぎれいに片付いていた。 真新しいパソコンと、流しの中のまだ洗っていない食器が、 なんだか対照的なものに思えた。 ちょっと前までは同じ制服を着ていて、 ちっちゃくてかわいかった彼女。 今は、しっかりもののお姉さんという感じがした。 毎日学校に行きながら家事をしているせいなんだろうなぁ。 お祝いにあげた「150cmライフ。」を見ながら、 「あー、これ、すっごい分かる!」とはしゃいでいるのを見ると、 ちょっとだけ高校のころに戻ったような気がした。
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