● おさるのひとりごと ●
←目次へ|昔のハナシ|最近のハナシ
感想などはコチラ
色んな建物が入ってしまうぐらいの超巨大な体育館。 そこに1件の高層ホテルがある。 そしてホテルの前にはひたすら最上階まで続くりっぱな階段が。(非常階段とかじゃなくて。) その階段を登って行くと男の人が突然叫んだ。
『見るな!』
えっ?と思いつつ、素直にその声に従い声のした方は見なかった。 そしたらドサッと生々しい音がして何かが飛んで来た。 血だった。 周りのみんなの話をかいつまんで聞くと、どうやら飛び込んだのは女の人らしい。 私は階段を登る途中で、上にいた女の人と目が合った様な気がした。 それは私がどこかで見た顔の様な気もした。 なんだか『の、様な』といった漠然とした気持ちのまま階段を登っていた。 そうしているうちにそんなことがあったのだ。 下の方では騒ぎが続いたが当たり前の様に片付けられた。 その後、私は用事を済ませて下に降りて行った。 先程女の人が落ちた辺りはきれいに片付けられていたがそこから離れて歩いて行くと ところどころにまだ赤い点々があった。 血だった。 こんなところまで飛んで来てたんだな、意外に飛ぶもんだ、と思って、ふとさっき 私にも飛び血が付いた事を思い出した。 だけど周りの人はそんな事があった事をもう知らないかの様に、飛び散った血を無情にも 踏んで行く。 私はその血を踏まない様に、踏まない様に歩くのだけれど、そうしていると他の人の歩く ペースには付いて行けず、遅れを取ることとなる。 だけれども、それでも私は踏んで歩きたくはなかった。 私は人込みの中を不自然な足取りで歩いた。
・・・ってとこで目が覚めたんだなー。今日は。(^^;
|