● おさるのひとりごと ●


←目次へ昔のハナシ最近のハナシ
感想などはコチラ


2002年12月07日(土) 年中行事

わたくしの年中行事の一つは東京ドームに『K-1 グランプリ決勝戦』を見に行く事なんですが
今年も行って参りました。(もう、この時点で今日の日記はK-1に興味のない方は見ても
どうしようもない内容になっているかと思いますので御了承下さい。)m(__)m

さて、ドームに行く。
例年に比べてお姉ちゃん2人組みで見に来ている人がたくさんいる!ほんとに沢山。
どうしたんだ?(^^;
そして石井館長。今年は原稿をかまずに読めました。(笑)
さて、試合内容です。(⌒▽⌒)



第一試合一回戦

× ピーター・アーツ vs レイ・セフォー 〇
判定1対2。
二人とも身体が軽い感じでいいコンディションの様でした。どうかなぁ?と思っていたアーツが
かなりいいあんばいでナイスファイトでした。でも、セフォーの勝ち。
相変わらずのトリッキーな動きをノーガード戦法で魅せてくれました。(笑)

第一試合二回戦
〇 アーネスト・ホースト vs ボブ・サップ ×
まあ、試合的には本当はサップが勝ったんだけど、第二試合に出場したか否かで書きました。
試合開始前はサップが勝つのかなー?とも思いましたが試合開始直後、その考えは間違いである
事に気が付きました。2ラウンド終了間際2分57秒でTKOするも、退場はホーストが割と
普通に歩いていたのに対しサップはセコンドに両脇を抱えられて退場。サップは1ラウンド中に
綺麗にダウンも取られてました。そんなこともあって様子がおかしかったのでこれは
ひょっとしてひょっとするかも?と思っていたら案の定、第二試合前に手の骨折の発表があり
ホーストが繰り上げて第二試合出場。ミスターパーフェクトこと精密機械のアダ名を持つホーストが
アグレッシブなファイトをガンガンしていたのが非常に印象的でした。
あれはK-1史上に残る名勝負です!!(^^)

第一試合三回戦
〇 マーク・ハント vs ステファン・レコ ×
ハントのKO勝ち。レコは今回、登場がとってもかっこよくって、あまりよくK-1を知らないっぽい
周りにいた女性陣から『誰?あのかっこいい人は(はーと)』と言う声が多数聞こえて来ました。(笑)
確かに私も『うーん、レコが歩いているとこれから試合に行くみたいじゃなくてファッション
ショーに出てるみたいな華麗なウォーキングだ』と思ったんですがね。(^^;
もちろんレコはかっこいいだけじゃなくて強いですけどね。負けたけど。

第一試合四回戦
× 武蔵 vs ジェロム・レ・バンナ 〇
これは逆の想像してた人は日本広しと言えども誰一人いないかと思いますがバンナのKO勝ち。(苦笑)
途中、コーナーに追い込まれそうになった武蔵がバンナに背中向けて逃げようとした時は
(でも逃げれなかったけど)あまりに情けなくてみな失笑。(悲)
おいおい、これで日本のエース語るなよぉぉぉ。(/_;)(懇願)


途中、20分のインターバルを置いて第二試合に突入。


第二試合一回戦
× レイ・セフォー vs アーネスト・ホースト 〇
ホーストの1ラウンドKO勝ち。セフォーの蹴りがホーストの膝に入ってセフォー骨折。
最初はちょっと陰になっていて、一体なぜセフォーが倒れたのか分かりませんでしたが
VTR再現で思いっきりやっちゃってました。
でも、こんなに試合が短くて済んだのでホーストは決勝戦に向け、体力をあまり使ってない。
これは有利!だって、次の二回戦はどっちが勝っても絶対に疲労してると思ったから。

第二試合二回戦
× マーク・ハント vs ジェロム・レ・バンナ 〇
バンナの判定勝ち。でもどちらもダウン貰いました。かなり面白い試合。これもK-1史上に残ります。
去年はここでバンナが余力を残そうとして失敗、撃沈したわけですが、今年はきっちりと
バンナがシメました。(^^)
ただし、試合後は肩で激しく息をしていて、果たしてインターバル中に回復するのか?ってな
ぐらいの疲労が見えまくっていました。


そしてさらに20分のインターバルを置いて決勝戦。
ジェロム・レ・バンナ vs アーネスト・ホースト。
これはバンナの体力がどれぐらい復活してるかが大きなカギになるかと想像できました。
やはり、バンナはハントとの試合で体力使い切ったらしい。
1ラウンド終了後、コーナーに戻ったバンナは激しく肩で呼吸し、もう駄目っぽかった。
やたらクリンチ多いし足は出ないに等しい。
このお方はKの女神によっぽど縁がないのだな。(ーー;
去年は余力を残そうとして撃沈、今年は余力がなくて撃沈。
力配分をうまく調整出来ないのですね。しかし、そんなにトーナメントなんて加減して勝てる
相手なんかいないし(武蔵には勝てる?(^^;)ほんとに難しいです。
全てを壊してやる、と息巻いてたサップでさえ、結局壊したのは自分の拳。
頂点に立つ者と言うのはその全てのバランスを保てないとこの激戦は突破出来ないのです。
と、言うわけで『スリー・タイムズ・チャンピオン』のホーストが『フォー・タイムズ・チャンピオン』に
なってK-1グランプリ2002』は終わりました。
そんなわけで決勝戦はちょっと試合としての華に欠けましたがカードとしてはすばらしかった。
今度はどちらもベストコンディションな時に一戦交えて欲しいです。
情熱をむき出しにした精密機械は勝利の栄光を手にした時、泣きました。
ほんとはセーム・シュルトが出るはずだった枠に代理で出たんですからね。4度目のチャンピオンになる
機会すら本当はなかったわけです。
それがセーム・シュルトの思わぬ怪我により因縁のサップとのリベンジマッチが出来ただけでなく
試合には確かに負けたけど結局サップは自分を壊してしまったわけで、それも実力の内&運の内です。
サップもホーストと試合をする度に変わって来てる気がします。
『リスペクトする心』。これを手に入れつつあるように思います。
そして今回の大会前にバンナがインタビューで言っていた『K-1はそんなに甘い世界じゃない。
サップは絶対にKの洗礼を受ける。』と断言していましたが、本当にそうなってそしてそれによって
サップはまた考え直すと思うんです。かつてのバンナがそうだったように。
そしてバンナ自身も結局今年も『無冠の帝王』返上ならず。来年は気を引き締めたサップもいるし
また難しい年になりそうですが、やっぱり来年も期待!
バンナもそうだけど、みんなにです!!(^^)(・・・でもやっぱり武蔵は除く。)(^^;
Kの魂は不滅!(笑)人生、何ごとも『魂』込めたもん勝ちです。(^^)


おさる |おさるにメールおさるにひとこと
あなたはここに来た 人目です