2000年10月10日(火)
こいつさえいなければ・・・・(前編)
 ヒサエの結婚式も滞りなくすんで、σ( ̄∇ ̄)も無事に東京に帰ってきたわけだが、実は、向こうに帰り着くまでの道中、とんでもない目に遭ったのだ。今日は、そのことを書こうと思う。


 皆さんはご存知だろうか。
 東京駅発大垣行の快速「ムーンライトながら」という列車を。

 鉄道マニア&フリークの間では、かなりおなじみのこの電車。
 夜中23:30過ぎに東京駅を出発し、神奈川、静岡、愛知県をひた走り、翌朝6:30すぎに大垣に到着するという夜行列車だ。寝台車は着いていないが、小田原までは全席指定。
 σ( ̄∇ ̄)のような貧乏人をはじめ、学生さん、ボーイスカウトなどのグループなどなど、色々な人がこの列車に乗り込み夜通しの旅をする。小田原、熱海、三島くらいまでの道中にはそこに東京から帰るサラリーマンの人たちもいたりして、車内の様子はとても面白い。
 
 JRの企画モノでバカあたりしたものといえば青春18きっぷ。この切符が使える時期、つまり、学生たちの春・夏・冬休みシーズンはこの列車は戦後の「ひきあげ列車」さながらの混雑ぶりで、別にもう1便、品川から臨時の大垣行きが出たりもする。
 前に1度「ひきあげ列車」に乗ってしまったσ( ̄∇ ̄)はもう2度とこんな目に遭うものかっっ!!と固く心に誓い、それ以来は多少懐が痛くても、安全かつ快適かつ迅速な新幹線に乗って、東京−大垣間を行き来していた。

 が・・・・。
 今回は痛むどころか枯渇寸前の懐具合だったのとおじょ〜が有給をとって実家に帰る日程と重なるというのと、加えて今がその割引切符の適用外期間であることを考慮し、もう1度この夜行に挑戦してみようと思ったのだ。

 そんなに混むわけがあるまい・・・・。
 そうタカをくくっていた私は、かなり、いや、相当、いや、めちゃくちゃ甘かった

 世間は3連休の前夜。
 それっっ!!とばかりに移動にかかるにはもってこいなのである。

 しかもこの日の午後、鳥取で震度6の地震があり、そのせいでダイヤは乱れまくり。
 普段なら思いっきし乗り遅れるだろう人たちをもしっかりと拾いきってしまったのである。
 おまけに東京駅についた時点で全席指定のこの列車のチケットも完売。
っか〜〜〜〜!!やってもうたか・・・・と思いきや、駅員に「1本早い小田原行きに乗れば、小田原から9両中6両が自由席になるこの電車に接続できる」という情報を教えてもらい、後戻りできないσ( ̄∇ ̄)とおじょ〜は、とりあえずその電車で小田原を目指した。

お「小田原で降りる人もけっこういるだろうから、絶対に座れるよ〜♪」
私「あはは♪ そぉだよね〜♪」

 はい。甘かったのです。
 小田原に着いてみると、すでにそこには長蛇の列、列、列!! ( ̄□ ̄;)!!なんじゃこれわっっ!!
 そうなのです。σ( ̄∇ ̄)たちと同じように、チケットを買えなかった人たちがσ( ̄∇ ̄)たちよりも早く先回りして、すでにそこで犇きあっているのである。
 しかも到着した電車からはほんの一握りの人しか降りてこないではないか・・・・。
 ( ̄∇ ̄;) 今回もまた「ひきあげ列車」かよ(トホホ・・・・)。

 しかし、これはあくまで序章に過ぎなかったのである。

 発車1分前くらいに、なにやら不穏なオヤジがσ( ̄∇ ̄)たちがすし詰め状態で犇きあっているデッキに飛び込んできた。年の頃は55〜60くらいだろうか。白髪混じりの髪、日焼けした肌・・・・なのに決してロマンスグレーにはなりえないインテリジェンスの低さをふりまきながら(爆)横柄に混んだ電車に乗り込んできたのである。
 乗って、まず一言。
「何で今日はこんなに混んでるんだ??」
(知らねーよ。連休前だからに決まってんだろ?)
「っったくよぉ・・・・揃ってでけぇ荷物もちやがって」
(あんたこそ、手ぶらでどこ行く気だよっっ?)
「なんなんだ?? きょうはあのくそきっぷ(青春18きっぷのことらしい)なんか使えねーぞっっ?? ったくよぉ、ふざけんなよ、JR!!」
(たのむから、そんなデカい声でひとり言なんか言わないでくれ)
等々・・・・。

 何かイヤな予感がする( ̄∇ ̄;) 
 σ( ̄∇ ̄)は無意識におじょ〜に目線を送る。
 おじょ〜はその目線に応えてため息を1つついた。

 そして・・・・その予感はまさに的中してしまったのであるっっ!!





 さて、次号は「オヤジの謀反 どうなる!? あさみたん&おじょ〜」を副題に、旅の続きをお送りします。



あさみ


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