今日、ようやく「雑」の校正原稿(ゲラ)を投函してきた。催促される前でよかった(爆)。
「雑」というのは、σ( ̄∇ ̄)が寄稿しつづけている文芸小誌、σ( ̄∇ ̄)のほかは本当にまっとうにものを書いたりしているお歴々たちばかりなので、その年齢差にはさすがのσ( ̄∇ ̄)も気後れしていたものだが、最近では何とかかんとか作品を送りつづけることができている。 σ( ̄∇ ̄)のHPに、バックナンバーとして、過去の作品も掲載しているので、興味のある方はぜひ♪ 原稿用紙5〜10枚ほどの読みきり短編小説ばっかですが。
さて・・・・。 今回は前号お休みしていたので、少しばかり気合も入っていたのですが、いざ作品としてあげたときに、どうもこうピンとこないというか、自分の作品にときめきというものがなくて、参ってしまった。いつもは1〜2作品ずつの寄稿だったのだが、今回はえいっっ!とばかりに3作送ってみた。
いつもは、ちょっとした恋愛を扱ったものなのだが、今回はそれのほかに異色な作品も書いてみた。恋には違いないのだが、もっともっと年季の入った、おじいちゃんとおばあちゃんの話を書いてみたのだ。 σ( ̄∇ ̄)はまだまだ若輩モノなので、何十年と連れ添った2人のことをうまく表現するには到底経験不足。もちろん今回は、話の進行役として、等身大の女性を登場させた。
ふと思うことがある。 大きな戦争や、経済効果、震災をはじめとする自然の驚異にもまれながら生きた老夫婦は、どんなふうに恋をしたのだろう。今と些か風潮は違うだろうが、恋愛で結ばれたご夫婦もいただろう。それを思うと、何か今回の作品には足らないものが多すぎた気がしてならない。私には、まだとりあげるのが早すぎたテーマだったろうか・・・・。 いや・・・・そう思うのは、時代の境目を意識しすぎている私のせいだろう。 恋をする気持ちは、基本的には、今も昔も変わらない気がする。 少し前に、実家の本棚の隙間から既に逝去した祖母の若かりし頃の写真を見つけた。18歳。ということは、昭和12年当時のものだ。σ( ̄∇ ̄)がいうのもなんだが、かなり美人だった。 私のおじいちゃんは、この写真を見て、本人に会って、恋をしたのだろうか。 祖父は、私が生まれる前・・・・母が高校生のときに逝去したと聞いている。私は祖父を知らない。 だけど、もし祖父が生きていたとしたら、私はきっと聞いていただろう。
想像力だけで書いた、今回の作品。年明け以降にHPにアップしたいと思います。
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