2000年10月29日(日)
さびしいだけなんだ・・・・
 妙な夢を見た・・・・。

 私は高校時代、3年間通してずっと応援団なるものに所属して、夏場は外でちゃきちゃき練習したりしてたものだった。おかげで日焼けしまくりで、その時期は限定で真っ黒なのである。
 ちょうどその頃の夢を見た。

 グランドの片隅で、何かに夢中になって遊んでいる私と(なぜか)中学の頃の同級生。その目の前を、見慣れた衣装を着た人たちが通り過ぎてゆく。・・・・あ。応援団のメンツだ。私は急いで後を追いかける。どうして、声をかけてくれないんだろう。でもいいや、今から行けば間に合う♪ 私の方から声をかけたその時・・・・。当時めっちゃ厳しかった先輩の目が涙で潤んでいた。
「何やってたのかしらないけど、もう来なくていいから。」
「え・・・・。」
見れば、仲のよかった同級生たちも、冷たい視線でこっちを見ている。
「あの・・・私、外されたんでしょうか・・・・・?」
「そうよ。」

 ものすごい孤独感だった。

「あのっ!! 私、振りもちゃんと入ってます! だから、大丈夫です!!」
そんな言葉も無視されて、私は置き去りにされたのだった。

 ずっと続けてきたのに・・・・。
 また今年も、あの衣装を着れると思ってたのに。
 必死に振りだって入れたのに。
 どうして練習に呼んでもらえなかったんだろう。
 どうして、私は1人なんだろう・・・・。

 そんな孤独に耐えられなくなって、ひどく心臓がドキドキしたとき、目が覚めた。目が覚めてからも、ずっと心臓がドキドキしていた。やけにリアルな夢。高校時代の応援団のことなんて、もう10年くらい前のことなのに、先輩のきれいな顔やら、衣装の細かな特徴やら、何もかもがすごく鮮明に再現されてて、自分でも不気味だった。

 今、何も進めてない自分に対して焦っているだけなのかもしれなかった。
 自分で決めて、自分で進んで、自分で休むという、基本的なサイクルに、しっかり乗れない私の情けなさ。夢にまで出てくると反省せざるを得なくて嫌になる。学校へ行っているときはよかった。全て区切られているから、上手くそこの中に自分をはめ込めばいい、お手軽なシステムだったから。今でこそ、ふわふわとどこにいってしまうかわからないようなどうしようもなさとか、突拍子のなさみたいなものが売りになっているけれど(爆)当時は、枠の中でいかに楽しむかみたいなものに情熱を燃やしていたのだ。情熱を燃やしていたものに、あっさりと見限られてしまうことほど、精神的に堪えるものはない・・・・。

 私はきっと、さびしいだけなんだ。

 そうしたら、今日、以前この日記にも登場した斎藤氏から電話がかかってきた。劇場付きの斎藤氏だが、今回はその劇場で公演される蜷川幸雄の芝居を見せてくれるのだという。
 あぁ・・・何ていう幸せ。ここ2ヶ月で芝居を3本見たけれど、全てどこからかチケットが舞い込んだものだ。極貧の時にはこういうふうにまわりが助けてくれるのかもねぇ・・・・などと甘えたことを考えながら、今日も1日、家から1歩も外に出ずに終わっていったのであった・・・・。

 あっっ!!!
 今日はおとーさんの誕生日だった・・・・。
 日付変わっちまった。
 電話してなかった・・・・。
 ( ̄∇ ̄;) 
 明日電話しとこ〜っと♪

あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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