昨日、あんな日記を書いたせいではない(と思いたい)。今日も昼頃に、今度はジュエリーの問屋と思われる会社の営業の兄ちゃんから電話がかかってきた。 かねがね思っていたのだが、やはりしょっぱなに会社の名前を名乗るとがちゃりっ!とやられてしまうのだろう・・・・ヤツらは必ず自分の名前だけを名乗り、あたかも「知り合いです♪」みたいな素振りで話し始めるのである。σ( ̄∇ ̄)は1人で暮らしているのであるが、実家にいた頃にもこのような電話はよくかかってきていて、その辺を心得ている母サヨコはσ( ̄∇ ̄)よりも面白い攻防戦を繰り広げているようだった。 いつだったか、同級生を装って営業の電話をかけてきた兄ちゃん相手にこんなやりとりをしたという。営 「あのぅ・・・・高校時代の同級生なんですけど・・・・」母 「何年生のときのお友達でしょう?」営 「え〜っと、3年です。」母 「うちの娘、3年の時は女子クラスだったんですよっっ!?」営 「・・・・・・。」きっと、彼が手にしていたのは高校時代の名簿ではないのだろう。まぁ・・・・高校時代の名簿がたとえ手元にあったとしても、σ( ̄∇ ̄)が通っていたのは正真正銘、普通科の共学だったし、まさか女子クラスなんてものがあるだなんて、先方はご存知なかったのだろう。こんなふうにして飽くなき攻防戦は続いていくのであるが、先方もまんざらバカではないらしく、この「同級生作戦」もやがては下火になっていったようだ。応用例として「会社の同期作戦」みたいなものもあったみたいだが、σ( ̄∇ ̄)は勤めに出たことがないので、こんな作戦を出した途端に怪しまれてしまうことはうけあいだ(爆)。また、ちょっぴりお茶目な母サヨコはこんなやりとりをして営業さんらをケムにまいている。営 「夕雅さんはいらっしゃいますか?」母 「いえ、東京に行っているので・・・・」営 「では、いつ頃お帰りですか?」母 「さぁ・・・・出てったきりなもので。いつ帰ってくるのか、さっぱりですわ♪ おほほほほほほほほほ・・・・・」営 「はあ?????」最後まで、上京してそっちで暮らしているとは言わないまま電話を切るつわもの・・・・( ̄∇ ̄;)。やっぱりσ( ̄∇ ̄)はあんたの子なのね、おかあたま(爆)。 今日、電話をよこしたのは2つばかし年下の元気のいいお兄ちゃんだった。やっぱり最初は自分の名前だけを名乗った。心あたりのない名前であるのと、やたらハキハキしているのと、電話の向こう側が賑やかなのとで、すぐにそれが営業の電話だとわかる。 宝石を扱う業者の営業さんというのは、えてして必要以上に元気がいいものである。加えて世間話が好きである(爆)。σ( ̄∇ ̄)もまんざらバカではないので、こういう営業さんたちの勢いに押されまいと、言いくるめられないだけの知識を身につけた。まだ、そんな電話がガンガンかかってこなかった頃、たまたま初めてかけてきた営業さんとすごく仲良しになってしまい、その人の会社が主催するイベントにも冷やかしで出かけていき、どんなことがそこでなされるのかということまでしっかりと見てきた。宝石の良し悪しについてはあまりよくわからないが、粗悪品をつかまされるようなヘマはしないようにと、それをきっかけに少しは勉強した。勿論、σ( ̄∇ ̄)は基本的に貧乏人なのでうっかり買ってしまうなんてことはないのだが、そうやって自己防衛のために身に付けた知識も今になってちょっとは役に立っているようだ。 営業さんたちのマニュアルにもあるのであろう手口の1つとして友達になるというのがある。きっと相手に警戒心を抱かせないようにと、本来の営業とは関係のない話をすることで心理的に相手を油断(もしくは安心)させ、本来の目的を提示したときに断わりにくくさせてしまうという、基本的な作戦なのであろう。 名前を出すと誰もがわかるSという会社から営業でかけてきたお兄ちゃんから聞いたのだが、個人的にお友達になったという意味で携帯電話の番号を交換することがあるのだが、その番号は会社でリストとなって残され、後々の営業に再活用されるのだという。この話をしてくれた時点で彼はこの会社を辞める決心をしていて、σ( ̄∇ ̄)にも「ごめんなぁ、ごめんなぁ」としきりに謝っていた。後々、同じ会社からまた営業の電話があって「あ・・・・このあいだAさんから電話いただきました。」と言うと、「あいつ、どこにいったか知りませんかっっ?」ときたもんだ(爆)。どうやら辞表だけを叩きつけて、受理されるかされないかも決まらないうちにどこかへ消えていったらしい。この会社からは月に4〜5回くらいの勢いで、全く別の人から電話がかかってくる。会社の名前を聞くと「あぁ・・・・またか」といった感じである。面白いので、電話をかけてきた人の名前をいちいち控えておいて、「この人と、この人と、この人と、この人から電話をいただいてますけどぉ♪」なんて言っていちいち相手をからかうのが、今、攻防戦の中で一番楽しい(爆)。 今日かけてきた兄ちゃんは、σ( ̄∇ ̄)がいつものように言いくるめられない相手だと悟ったのか、適当なところで切り上げる方向へ逃げた(爆)。けっこう和気藹々と世間話をしてしまったのだが、そういう中で脈なし!というのをしっかりとアピールする必要があり、それは絶対にはずせない( ̄^ ̄) 兄ちゃんは、「今日の夜、家にいるんだったら、またかけていいかなぁ?」とのたまった。おう( ̄^ ̄)のぞむところだ(爆)。「こうやって話せたのも何かの縁だし、また話したいよ。」と言う彼の言葉は決して真実ではない。 ただ今、21時50分。 宝石屋の営業は、けっこう夜遅くまで仕事をしているものだというのは先刻承知であるが、果たして彼が今日中に本当に電話をかけてくるかどうか、大変見ものである(爆笑)。