2001年08月21日(火)
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レスキュー部隊 「CAT」 |
うちにはネコが4匹います。(♂1 ♀3)<ちなみに犬も1匹います。 親ネコの避妊手術を先のばしにしていたら、あっという間にヤられちまって 親ネコと同じ柄のアメショーっぽいのが2匹、真っ黒のが1匹、 そして、心ある人が引き取ってくださった、白っぽいアメショー柄のが生まれました。
4匹生まれた中、一番かわいかったのだけがもらわれていき 後の3匹は、今でもわが家で丸くなったり、長くなったり、 セミやトンボを捕獲してきたりして、 毎日、忙しそうです。
体調を崩して我が家に帰ってきたあたしは、 ネコたちが犬と違って気まぐれなのを承知で、 色々とかまったりすることで、時間を費やすこともままあった。
さて・・・・。
ついに台風上陸。 それと共に、あたしの体調はますます悪化。 1時間おきにパニック発作が出て、口の中はカラカラ。 ストックしておいたペットボトルの水もすぐになくなってしまう。 早朝3時。 あたしは意を決して体を起こした。 グラングランして、立っているのも困難。 ようやく自室のドアを開けたところで、へたり込んでしまったのである。 もう、頓服も限界領域まで飲んでいるので、 薬に頼るわけにもいかず、ハアハアしたまま、 さて、どうやって階段を降りたものかと途方に暮れていた。 なぜなら、へたり込んでしまったため、 階段の灯りをつけられなかったのである。
と、そこへやってきたのは、アメショー柄のダンちゃん(通称:アオレンジャー) ハアハアしているあたしにスリスリして、 真っ暗闇の階段を1段ずつこちらを見ながら誘導してくれるのである。 ネコの目は光るし、何せ、柄がグレーだから、 あたしは何とか階段を降り切り、台所までたどり着くことができたのである。 戻る時も、先に彼(オスだから)が階段を駆け上がり こちらをじっと見ている。 這いずって彼に追いつくと また彼は少し先に行ってあたしを待っている。
悟りました。
ネコにも情がある!! やっとの思いで、自室に戻り、ドアを閉めようとしてやめた。 また何が起こるかわからない。 できればネコでなくて、この異常事態を母・サヨコに気づいて頂きたいものだ・・・・そんな思いから、この日は自室のドアを開けっ放しにして床についた。
が・・・・・・。 発作は一向に治まらず、寧ろ酷くなっていく。 午前6時。 母・サヨコが起床するのとほぼ同時期に あたしはとてつもない吐き気を催して、 と・・・・いっても、階下のトイレになんか駆け込めないものだから 自室のビニール袋にむかって、ケロケロやっていた。 昨夜から何も食べていない。 薬のせいで胃が完全に荒れているのだ。すると・・・・
「大丈夫かぁ?」
の一言だけ残し、母・サヨコは無情にも階段を降りていくではないか・・・・・
ネコ以下め・・・・(-。-) ボソッ
吐き気が治まったところで、とにかくあたしも階下へ行こうとするけれど 何せ足取りが覚束ない。 またドアを出たところでへたり込んでしまった。
すると・・・・。 今度は、黒猫のドンちゃん(通称:クロ)が、みゃあ〜〜〜と、誘導係を・・・・ もう陽が上がっていたので、黒猫でも大丈夫(爆) あたしは2度に渡って、ネコたちにレスキューされ、 無事に水分補給を完遂したのである。
悟ったね・・・・・。
ネコには絶対、情がある!!
この日、あたしは病院へ行き、 あまりの人の多さに参ってしまって、 余計に調子を悪くしたのだけど、 救ってくれたダンちゃんとドンちゃんには、夕食のゆでダコの分け前を多くしてやらねばと、あたしを見捨てた母・サヨコの目を盗んで、よしよししてやったのである。
とはいえ、相手はネコである。 いつ裏切られるかわかったもんじゃないので、 かわいがるのも程々に、 虐待さえしなきゃいいわ♪などと、 とかく自分の身の上を案じるのに忙しい あたしのなのでありました。
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