あたくし、ここしばらく、ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと
微熱で悩んでおります。
折りしも本日、これを微熱と称してよろしいの? という
恐ろしいデジタル表示を見てしまった。
37.9℃
あな恐ろしき、自分の体調。上昇する体温は正に予測不可能。
今日だって、ダンスに行く気満々・・・・っていうか、連日休みすぎだったし
行かなければという、もはや「義務感」になりつつなる中、
あのデジタル表示にやられてしまい、
額には「熱さまシート」、少しでも熱を放出しなければ・・・・と、
長袖Tシャツからキャミソールに着替え、
立っていられないものだから横になっていた。
やっといつもの体温(37.5℃前後)<これだって、通常より1.5〜2℃は高い
に戻ったのは、「ごくせん」が始まろうとしている時だった。
裏番組の「First Love」の方が見ごたえがあるので、
そっちは後でゆっくりビデオで見るのら♪
さて。
あたくしの熱が高かろうが、低かろうが、そんなコトはどっちでもよくて
最近、この日記をめがけて検索エンジンで飛んできてくれる人々に
物凄い共通性があることに気づいてしまいました。
つい数ヶ月前までは、仮面ライダーアギト関連ワードが
奇妙なほどに多かったのだけど、
最近、その動きが変わってきた。
かといって、仮面ライダー龍騎になった・・・・・
とか、そういう低次元レベルじゃありませんわよ ┐( ̄∇ ̄)┌オホホ
日に大体2〜3、このようなワードでここにやってくる方がいらっしゃる。
全部を読んでいるのかどうかは解らないけれど、
確かに、あたくしもそっち系の話題をこの日記で振ることが
多くなってきているかもなと思い直した。
妊娠・出産
出来ちゃった結婚
無排卵月経
ここらあたりは、まぁ、世の女性共通の悩み・・・・というか、
関心のあることなのかもしれない。
宇多田さんちのヒカルちゃんも卵巣腫瘍ってことで、自宅療養してて
それに煽られるように、
婦人科外来で検査を依頼する女性も増えてきたのだそうだ。
いいことなんだけどね。
絞込検索で辿りついている人には、かなり申し訳ないのだけど、
「あなた様の求める情報は、多分この日記にはないと思う」的な
結構、真面目なものもあり、また反対にまぬけなものもあり、といった感じで
妊婦・葬式(もしくは「お通夜」)
妊娠・家族計画・出産
明るい・妊娠
上の2つはまだしも「明るい妊娠」ってなんだ?
「暗い妊娠」ってどんなだ??
といった感じである。
そうなんだよなぁ・・・・
確かにね、妊婦さんにとって、
「マタニティ喪服」って用意してない場合が多かろうと思うし
困っちゃって、他の人はどうしてるんだろう・・・・と情報を掻き集めたい
その気持ちはわかる。
自分のところには、順調に新しい命が宿り始めているところに
知人の不幸・・・・なんて、とりあえずあんまり予測したくないことだもんな。
とはいえですね。
妊娠・出産未経験の、このあたくしが
確かな情報を発信しているとは到底思えず、
頭を抱えてしまうのであります。
できることなら、辿りついた人を探し出してでも、頭を下げたい気分である。
ちょっとでも知っていることがあれば、ホント
メールでもして教えてあげたいんだけど、
何せ、出きたこともなければ産んだこともないもので、
ここに書いているのは本当に聞きかじりの
「知人のところで起こったこと」ばかりだし・・・・。
検索エンジンのキャッシュを辿ると、
確かに、検索ワードがバンバンひっかかっているから
別に、ハッタリなことを書いているわけじゃないんだけどね。
いよいよ、トライディオール21 の服用も明日で最後。
さようなら・・・・無排卵月経(笑)。
・・・・とはいえ、あたくしがちゃんと妊娠ができる身体なのかどうか、というのは
まだハッキリと判明していない。
この間テレビを見ていたら、ガン検診と、腫瘍を見つける検診は
全く別物だそうで、
ガン検診でひっかからなくても、
卵巣・子宮・子宮頸部に腫瘍があったり<放っておくとガンになる
子宮筋腫になっていたりする場合があるんだという。
それに、戦前・戦中の女性と、現代の女性とは
根本的に、生殖器の機能が変わってきているのだという。
妊娠〜授乳期にかけて生理は止まるのだけれど、
1人で7〜10人もの子供を産むのも珍しくなかった時代の女性たちは
その間、生理が止まるので、
一生のうちに月経が40〜50回くらいしか来ない計算になる。
身体の発育も昔の方が未発達だったから、
初潮を迎える平均時期も今に比べて遅いということになるし
とにかく、卵巣の活躍頻度が緩やかだったのだ。
今は違う。
早ければ9〜10歳には初潮を迎え、普通の周期であれば1年に12〜13回。
20歳になるまでに、120回以上もの月経が来ることになり、
その後普通に、妊娠、出産を経験したとしても
大体7人も8人も産む人は少ない、せいぜい産んだとしても2〜3人だ。
今では、女性は一生のうちに平均400回以上も
月経を経験しなければならないそうなのだ。
コレじゃ、卵巣が謀反を起こしても不思議ではない。
でも、検査はもうごめんだな・・・・。
お金を払ってまで、したいことじゃない。
そりゃ、病気に苦しめられて嫌な思いをするのはもっと嫌だけど、
婦人科検診はあんまり、気分のいいモノではない。
ただ、やっぱり昔と事情が違うのは、子宮頸ガンの発生率は
昔の方が断然多いらしい。
出産の回数が増えると、やっぱりそこに負担がかかり、
2〜3人産むのが関の山の現代女性が抱えるものとは別問題の不安が
残るのだという。
どの道、女性というのは結構、面倒なイキモノなのだな( ̄∇ ̄;)
あたしが外来で通っていた大病院の産婦人科も、
何故か、年配の女性が待合に多い。
ここの受付係の看護婦さん、異様に声がデカく(笑)
よく、受付カウンターでこのようなやりとりをよく見かける。
看「●●さん、問診票、ちゃんと生理のところ記入してくださいね。」
患「あはは♪ 初潮なんていつだったか忘れちゃったわ♪」
看「でも、ちゃんと書いてもらわんとねぇ。
もう閉経されました??
一番最近の生理のところも、コレ、きちんと書いてもらわないと
診察ができないんですよ。」
患「あら、やだわ。いつだったかしら??
もう随分前のことだったから、忘れちゃったわ(爆)」
このようなやりとりをしている場合、
大概、患者側はけっこうなオバちゃんで、
単身ではなく、友達か誰かと一緒に乗り込んできているので
ガハハと笑いながら、やりとりをしている。
友「あんたさん、48の頃やって言うとらせんかったかね?」
患「あ、そうかもしれんわ。」
友「私より、何年か早かったがね。」
患「あぁ、そうやったわ。思い出したわ♪」
看「48かね。それはちょっと早かったねぇ。
何月頃やったかも、書いといてね。」
患者がオバちゃんなら、看護婦もオバちゃんなので、
このやりとりを聞いている、
定期検診にやってきたと見られる出産間近の若夫婦なんかは
待ち合いのところでギョッとしながら、この光景を眺めている。
若妻の方は
「あぁはなっちゃいけないわ・・・・。」
と何気に鋭く決心の表情を見せ、
そして、旦那の方はそんな若妻を見つめて
「コイツもいつか、あんなふうになってしまうのだろうか・・・・。」
と、固唾を呑みつつ、少し心配そうな表情なのである。
あたくしは、そんな幸せいっぱいながらに、隙を見せない若夫婦を眺めていると
「旦那の読みのほうが確かだな・・・・」
と確信するのである(爆)。
この外来は、まだまだ沢山のドラマに満ち充ちている。
明らかに「ギャル」から抜け切れていない、20歳前後の若い女の子が
2人組・・・・お前ら、双子かよ??ってな扮装で、新患外来に来ていた。
スカートの短さ、ヒールの高さ、化粧の濃さからいって、
風俗紛いな人々である(爆)。
とはいえ、ここは田舎。
都会の流行をうまく取り入れられていないファッションが
微妙に可笑しい。だから逆に愛らしく見える(爆爆)。
そんな彼女たち、おパンツ見えそうな格好で、問診票を記入している。
例の、受付のオバちゃん看護婦は、このような若い患者に対しては
あまり声を張り上げない。
そして、微妙に事務的で冷たい(笑)。
気を使っているわけではないらしい。
ただ単に、理解できないらしいのだ(爆)。
あたくしの時もそうだったもの・・・・(爆爆)。
(あたくしはそんなに若くもない歳なのに・・・・20代ってだけでその括り)
この、明らかに場違い・・・・というか、明らかに性病検査にきたとしか思えない
2人組の「時代錯誤ギャル」を眺める若夫婦・・・・。
絶句してましたわ(爆笑)。
妻も、旦那も、ヒソヒソと小声で
「何、アレ?」
と、まるで別人種を見るかのように怪訝そうな顔をしながら
彼女らが中待に入っていくのを見送っていた。
あたくしも、彼女らが外来に現れてからずっと観察していたが、
彼女を見つめる、外来全体の雰囲気が明らかに異様で、
そっちの方が面白かった。
独りで佇む、婦人科外来というのは、予想以上に孤独であるということは
前にもこの日記に書いた。
あたくしのちょうど目の前に座っていた、若夫婦を見ながら
ちょっとだけ羨ましいなとも思う。
大きなお腹を抱えて、体重や血圧を測っている
定期検診の新米ママも、羨ましいなと思う。
独りじゃないもの。
仲が良いのか、友達同士でガン検診を受けに来ているオバちゃんたちも
実母か義母かわからないけれど、付き添いで母親らしき人と一緒の若い人も
何となく羨ましい。
あたくしも含め、独りでここを訪れる人々は
あまり明るい表情をしていない。
勿論、そういう人たちはお腹も大きくない。
同じような悩みを抱えているのだろうか・・・・?
明らかにキャリアウーマンとわかる格好をした人、
仕事の合間に駆け込んできて、主治医と相談をしたいと訴える人、
30〜40代くらいに見受けられ、垢抜けた格好をしていても、
何だか悲哀を背負って中待に入っていく人・・・・
色々だ。
中には、車椅子に乗ったおばあちゃんもいる。
色んな女性がいる。
この大病院は、最近増えているリゾート系産院と違って、
保険適用範囲で、安く出産が可能である。
しかし、あたくしは自分の診察の時に、メガネブタのデスクに挟んであった
とある、料金表を目にしてしまった。
そこには、帝王切開●●万円・・・・普通分娩●●万円・・・・。
予想以上の金額が書かれてあった。
それを見たら、何となくだが、
泣く泣く堕胎の道を選ばねばならなくなる若夫婦が存在することを危惧した。
出産の金額に比べたら、堕胎の金額の方が、遥かに安いというのを知る。
赤ちゃんが欲しくて、運良く授かって、産みたい気持ちもあるのに・・・・
なのに、産めないってどういうコトだろう・・・・
今まで、単純に疑問に思っていたことが全て払拭された。
「お金」が出産をも左右するのだ。
少しだけ怖かった。
自分はどうなっていくのかな。
いざ、子供ができたら、自分にお金がなくても
「孫ができたわぁ〜♪」とはしゃぐ
あたくしたちの親が、きちんと準備を整えてくれるだろう事は
予想の範囲内だけど、
そういう、穏やかな親がいない人だっているのだ。
そして、親という人がそもそもいない人だっている。
リゾート系産院って贅沢だ。
多分、二度とお世話になることはないだろう、この大病院の産婦人科の
外来を後にし、すごくすごく噛み締めた。
今は、胎児のうち10人に1人が、こうして生まれてくるんだって。
貯金を全てはたいて、それでも妊娠できない人たちの悲しみが
胸に突き刺さるよ。