2002年09月23日(月)
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さすらったままの女雀士 |
えぇ・・・・下手の横好き・・・・などという言葉がございまして、 あたくしも大学時代、同朋に教えられ、 麻雀を覚えました。
決して強くはありませんが、変な風が吹くことがあるので、 たまにやると、周囲があたくしの打ち方を読めないのか、 場を荒らす主役です(爆)。
今の学生はあんまり麻雀をしないのか、どうやらあたくしらが 麻雀を楽しむ最後の世代のようで、 女子大では絶対ありえないだろう、女子学生4人で卓を囲む・・・・という光景も うちの学内(もしくは近くの雀荘)では決して珍しくありませんでした。
そんなあたくし。 卑怯と言われようと、何と唆されようと、 あまり同じメンツでは打たないようにしていました。 なぜかというと、打ち方がバレてしまうからです。 それに、違うメンツでやった方が新鮮で、いつまでも自分のやり方が通用するので 便利なことこの上ないのです。
鳴くことを覚えると、ついつい刻子ばかりを狙いがちなので、 それはやめるようにしたのも、ネットで「東風荘」に出入りするようになってから。
リーチがつけばまだいい方で、 リーのみ、もしくは白のみで上がってみたり、 たまたま頭で揃えていた牌が裏ドラに乗ったりして、 飛んだり跳ねたりすることもあるので、デカいところに振り込んだとしても 何でかその後、地味に上がって、相手らを撹乱・錯覚させているので そこそこの点数で半荘を終えて、結局プラスになっていることの方が 圧倒的に多かったりも。 しかも、4人同じメンツでやることは高確率で、ほとんどないと言ってもいいので あたくしの場荒らし的な牌の待ち方は、未だ誰にも解明されていません。 それが強みだったりします(爆笑)。
高校時代。 うちらの同級生である、1人の男の子の家が雀荘になっていました。 そこから巣立った雀士たちは、全国で大暴れするほどに強かったんだそうです。 あたくしは、その家主の子と、卒業後にえらい仲良しになって、 たまに、そこでの麻雀大会に誘われることもありました。 彼ら曰く・・・・
女の子というのは どういう打ち方をするのか全然わからないので 一度、一緒にやってみたい♪
なのだそうで・・・・。
結局、そこのメンバーとは一度も手合わせすることがなかったけれど、 もし手合わせすることになったとしたら、 きっと彼らをも撹乱させる自信はあった。 彼らときたら、面倒臭い符の計算まできちんと付ける熱の入れ様で、 そうなってくると、安い手で上がるバカが必然的に存在しなくなるのだ。 そこに、あたくしみたいなトンチキ女雀士が入っていったら、 どうなるか・・・・・・・・・・・。 麻雀を経験したことのある人はわかるでしょうね。
捨て牌から、手が読めないのです(爆)。 字牌のみとか、風のみとか、リーのみとかのロンやツモを繰り返していると、 相手は油断します。 逆に、バカみたいに神経を張り詰めさせて、オドオドしながら牌を切ります。 油断している相手には、 誰かがカンしてくれるのを待って、最低でもドラを3〜4くらい狙って含めた 清一とか、三暗刻あたりで脅しをかけます(しかも自分が親の時)。 オドオドしている相手には、無防備に牌を切って、ますます撹乱させます。 そのうちに、どっちのやり方で攻めてくるのかわからなくなるらしく、 結局のところ、あたくしはいつも卓の中でダークホース的な存在でいるのです。 かなり笑えます。 だって、お世辞にも上手とは言えないのに、皆が危険視するから(爆笑)。
超がつくほどの安い手で、親を早めに蹴飛ばし、 1000点でも、上がれる時は上がる(爆)。 それの積み重ねで、いつのまにか2位あたりにつけているのだから、 始末に終えません。 10を1回狙うより、1を10回狙った方が、あたくしにとっては効率的なのよ。
今日、数年ぶりに人間同士で麻雀をやりました。 点数的にはマイナスだったけれど、撹乱作戦は大成功です(爆笑)。 しかも、4人ではなく3人打ちだったので、 やろうと思えばいくらでも撹乱作戦に導けました。 ただ、自分の思い通りにいかない事の方が多いので、 策略を練った挙句の勝利というわけでは決してないのです。
ふんっ! 弱くってもなぁ、最終的に勝ちゃいいんだよ。 ・・・・と、たまたま揃った刻子がドラだったので、2回目の半荘はハコらずに 跳ねて終わったのでした(爆笑)。
昔、あたくし自身が麻雀にハマっていた頃の男が、これが異常に強い人で、 1回も同じ卓でやったことはなかったものの、 彼を撹乱させる事はムリだな・・・・と、本気でそう悟ったこともあります。 どこぞの漫画主人公じゃないけれど、 打たせれば勝っていたようでした。 「飲む・打つ・買う」のがその男の性に合っていたのか、 博打事で失敗している姿をあまり見せることもなく、 麻雀やパチンコは彼にとってはもはや、銀行と同じ扱い。 行けば金を持って帰ってくるような人でした。底抜けに強運な男だったようです。 その上、酒にも強く、女にも不自由していないような男だったので、 あたくしはメロメロに大好きでした。 若かったから、そういう人を本気で好きになれたんです。 そのくらいの人でないと、面白くも何ともないとさえ思っていました。
さて、麻雀の際の教訓ですが・・・・。
「中」のアタマ待ち、リーチ一発、ロン・・・・という可能性が 十分に高いからです(爆笑)。
こういう「ノリだけ女」と一緒に打つ人は、 やっぱり、あたくしがメロメロに惚れてしまうような、上記みたいなバカ男でなくてはならないのかもしれません。 あたくしはしばらく、麻雀はお休みして、 撹乱パワーを蓄えておこうと思います♪
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