ほんの数週間前の出来事だというのに、あれこれと立て込んで余韻に浸っていた時間がいつもより短かったせいか(コレでもね(笑))、ふとした瞬間にグワッとこの間のミュージカルの「何か」に触れることになると、何とも言えぬノスタルジーに駆られる。とはいえ、終演後、色々な方々からメールを賜るなどして、旧交を温めたりしていたわけなんだけどそんなことよりも何よりも、自分の生活の「次」がある時というのは、そっちにどうしても目が向いてしまいがち・・・・。ただ、侍従長様からのメールはいつもの如く励まされ、読んでてとても楽しい♪そんな本日。公演のビデオと記念写真、あたくしが登場しているシーンの舞台写真が数枚、そして、出演者や指導者一同の連絡先名簿が揃って我が家に届いた。おぉ・・・・早速閲覧じゃ♪何を隠そう、本公演、真正面から見たことが一度もなかったし、自分の声があのホールでどのくらい届いていたのか、それもわかんなかったし、観に来てくださったお客様の皆様からは「良かったわよ〜♪」と感想を賜っていたものの、如何せん、自分のこの目でちゃんと見て、ミザンスがどうなのか確認しないまでは納得できない(笑)。自分の立ち居振る舞いに関しては、そりゃ、ダンスを長年やっている人には敵わないと自負していたし、歌に関しては、そりゃ必死に取り組んだけれども、周囲にはどう聞こえていたのかわかんないし、自分の位置によってはステイタスがガラリと変わることもあるので、とにかくミザンスの確認ぢゃ!!とばかりに、一気にビデオは見切った。ミザンスはまぁまぁだな・・・・。そりゃ、演出家の他に振り付けの先生やら沢山「船頭」がいたわけだから、コレでミザンスがグチャグチャというのはありえないだろうと思ってはいたけれど、やっぱり、不安だったのよ(苦笑)。ず〜っと、鏡のない現場で稽古をしてきたので、自分がどういう状況なのかわからないまま舞台稽古に突入したし、据付の集音マイクの位置やら幕の位置やらで、かなり立位置も修正されたし、「ありえない笑顔」や「ありえない声」を要求されつつも、それが箱の中で本当に自然に見えるのかそもそもそれが不安だったし(爆)。観てみて、「あら・・・・もっと極上の笑顔でも良かったのね」とか、「げげげっ! ワイヤレスあったけど、コーラスで聞こえるコレは紛いなくあたくしの声だわ!」とかお客には聞かせることの出来ない、恐ろしい感想をもったのは、ここでしか書けないので、思いっきり書いておこう(苦笑)。ビックリしたのは、やっぱり主役のナイチンゲールの見映えの良さかもしれない。・・・・美しすぎる。舞台が思いっきり暗くても、彼女にはガツンとピンスポが当たる上、ピンマイクもずっと付けっぱなしなので姿も声も、極上!!ライブではもっとすごかった・・・・とのこと(サヨコ・談)だが、改めて正面から全てを見てみて、ユキちゃんってば、ホントにすごいな、と思った。特に、フィナーレ曲のラストは、ユキちゃんひとりで、一番高い音階の音を拾うんだけど、彼女の声に押されて、ソプラノが一切消されてしまうくらいだった。この時、あたくしにもきちんとピンマイクがついている状態なんだけど、とてもじゃないけれど、太刀打ちできる実力ではないことを思い知らされた( ̄∇ ̄;)彼女ひとりのあの歌声が響き渡る、あのフィナーレは、ある意味ですごく華があって豪華だな・・・・と、素直にそう思った。全員で歌っているのに、一人の声が際立つというのは、やっぱりそれなりの実力がないと、ねぇ。やっぱり、すごいよ、ユキちゃん!!昔・・・・大学時代だったかなぁ。音響室で、ガヤの音声を録音した時に、あたくしはどんなに声を潜めてもマイクへ声が通り過ぎてしまう・・・・という理由で一番後ろに回され(爆)普通の人が中心のゲージで録音したことがあったんだけど、一番後ろへ回されても尚、まだあたくしの声が通ってしまう・・・・という、それこそ黒柳徹子さんみたいな経験をしたことがある(苦笑)。以来、マイクのゲージは他人より下げられてしまうのが常であったのだが、今回の収録Vを見て、こんなことなら思いっきりいっときゃよかったよ(トホホ)などと、わけのわからん後悔をするのであった(爆)。いや、本番でも稽古でも、マイクがないものと心得て、声は出していたけれど、それでも通用しないことがあるんだと、痛感させられたわけ。上には上がいるし、もっともっと磨かねばならない部分もあるなぁ・・・・と思ったわけで。出そうと思えば出るんだから、音域をきちんと「ソプラノ」に照準を合わせ、それに応じた声というのを創りあげる努力をしていった方が良さそうだし、今までどおり、「アルト」でいくんならば、もう一度、発声方法を復習しなおした方が良さそうだ。今回、どっちつかず・・・・という恐ろしい状態の上、声楽指導をあんまり受けられなかったのがとにもかくにも悔やまれる。2時間弱のミュージカルに30曲もあるんだから、ダンスは勿論のこと、もっと歌に心血を注いでも良かったろうに・・・・。反省点、盛り沢山(トホホ)・・・・でも、主役が華やかで本当によかった!コレだけは、心底そう思える!!それはそうと・・・・。本日、夜に「空間演技」の岡部氏との会合が持たれる。出演する、しないに関らず、とにかく会っておくことが大切だと思い、初対面となる。あたくしにとって、多分、ここがもうひとつの転機となることだろう。どのような形を選択しようとも、あたくしは絶対に崩壊しないだろうし、新しいアイデンティティが確立する、「大切な出会い」となることだろう。無論、身体を休ませることなく、人前にさらし続けることが、役者にとって一番害のない、大事なことだということは、今までの経験上、痛いほどに良くわかっているが、今回のミュージカルで思ったのは、「熟成」の大切さも同じくらいに大切だということ。あたくしはあと1ヶ月ちょっとで30歳になるけれど、その時期にしか出来ない『何か』であるとか、その時期にはやらない方がいい今までの得意分野であるとか、そういう魔物的作用について、あたくしは今回、色々と学んだつもりだ。岡部氏の眼に、今のあたくしはどう映るだろう・・・・?媚びるつもりは毛頭ない。しかし、市民劇レベルの芝居と、それ以上のレベルの芝居において、あたくしがどのあたりの位置にいて、どんなキャラクターでそこに存在できるのか、それを確かめるのにはいいチャンスだ。30歳からのあたくしの芝居・・・・。未知の可能性と、物理的な限界を伴う。↑話題、飛躍しすぎ(爆)稽古場でのあたくし、袖でのあたくし、楽屋でのあたくし、全部を確認したくなった。