| 2004年03月14日(日)
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【ある意味劇評】 このクールの特撮事情 |
アサミンジャーが毎週日曜の朝、とりあえず火薬の量と美しい殺陣で以って 脳みそを覚醒させているのは、もはや書かずとも御理解いただいていることと思う。 高々、ウルトラマン? 仮面ライダー? ナントカレンジャー?・・・・と、大昔のヒーローモノを 安易に思い浮かべて欲しくない。
無論、これらは勧善懲悪をモットーとした「水戸黄門」的番組に違いないけれど、 最近、どうも様子が変わってきたのだ。
あたくしはウルトラマンシリーズには完全に疎くて、何某太陽という俳優さんが、 今若いママの間でメチャクチャ人気なのは、ウルトラマン・コスモスというヤツに出演してたから・・・・ というのは知っているものの、その、コスモスの内容を、あたくしはほとんど知らない。 が・・・・いつだったか、何かのついででふっとテレビに目をやると、この番組がやっていたので、 とりあえず見てみることにした。
まぁ、話の本筋は昔と変わっていない。悪い怪獣を退治するのが目的だ。が、大幅に変わっていたのは、 我々が昔からツッコみたくてもツッコめなかった部分が改正されていたことだった(笑)。
この部分が見事に改善されていて、しかも、怪獣は殺さない。 人のいなさそうな山間に誘導してから捕獲(爆)。 捕獲した後は、きちんと教育しなおして、宇宙に返すんだそうだ。 設定的にはかなり笑えた(爆笑)。でも、正義の味方を語るなら、このくらいやって当然かも。 子供は物心がつけば、親に聞くであろう、こういう質問・・・・。
「ウルトラマンは正義の味方なのに、どうしてビルを踏んづけるの??」
親世代は、その辺のトコは親に聞きたくても我慢して育った世代(爆)。 その世代を救うかのような、コスモスの設定に、脱帽したわ(爆笑)。
そういう意味では、つい先日、最終回を迎えて、無事に地球の平和を守ったとされる、 爆竜戦隊アバレンジャー・・・・そもそもネーミングからして、オープニングテーマの歌詞からして、 ヤヴァい正義の味方であった(爆)。 初回に、都心のビル群を破壊しまくり、コレのどこが正義の味方なのかそこを問いたかったのだけど、 済し崩しに誤魔化されたまま、最終回になってしまった。
で、今年から地球の平和を守ってくれる、特捜戦隊デカレンジャーは、そういう意味では 初期設定がしっかりしている。 コスモス・・・・ではないが、敵方を「殺す」のを目的としていない。 万が一殺されたとしても、敵もバカの一つ覚えのお約束で巨大化したりしない。 彼ら(デカレンジャー)の目的は、とにかく地球の平和を脅かすものをとっ捕まえて、 何と、時空を越えたかのような裁判にかけ、そのジャッジの結果でその場で処刑するかどうか というのを決定している(笑)。まぁ、合理的といえば合理的。 そういう特務権利が彼らに存在するのかどうか・・・・という細かいところはおいといて、 今までみたいに、殺せばデカくなり、デカくなった相手にはロボットで応戦・・・・なんてのは、 30年くらい続いていたので、このあたりはとても画期的で新しく、 最近のこまっしゃくれた子供も、そう簡単にツッコめないようにできている。
デカレンジャーの評価すべきところは、他に2点ほどある。 まず1点は、昔のアイドル時代、熱狂的なファンだったであろうお父さんたちの心を ガッチリキャッチすべく、石野真子をブレインとして起用(爆)。 そして、若手のデカピンクには毎回、風呂に入っていただく・・・・という本当に 「水戸黄門」のお銀みたいなポジションをガッツリ築いて、イケメンにかぶりつきだったママだけでなく、 パパまで取り込もうというこの作戦・・・・ぎゃははははははは _(__)/彡☆ばんばん!
あとの1点は、今までの戦隊ヒーローモノといえば、秘密機関だったのが、 きちんと警察と連携しているところ(爆)。 初回、警察のオッサンが
「おい、デカレンジャーを呼べ!!」
と叫んでいるのが、何でかメチャクチャ、ツボだった。 うむ・・・・アサミンジャーも警察とタッグを組む方向でいこう(爆)。 何でか、コレだけで、奇妙なグッズが出てきても、信憑性というかリアリティが増すから不思議ね。
エンディングテーマが大変によろしいです。 ささきいさおを今更ながらに起用するところが、最高に渋いと思います。 監督と脚本家、あとプロデューサーに拍手ですな。 キャスティングについては、まだ始まったばかりなので茶々を入れるまではないですが、 デカブルーがどうしても、日本ハムの新庄に見えてしかたないわ(爆)。 まぁ、そんなとこ。
さて、仮面ライダーですが・・・・。 「555」のケリがついて、新しく「剣(ブレイド)」というのが始まりましたが、 ・・・・ダメっすね。 「アギト」見た後の「龍騎」くらいダメダメ。 唯一、何が熱いかというと、主題歌を相川七瀬が歌っているということくらいだ。 「555」時代はISSAが歌ってて、コレがまた非常に熱かったのだけど、 今のところ「剣(ブレイド)」の筋書き・設定が「555」を凌駕する点は1つもないように思える。
平成ライダーというのが「クウガ」シリーズから始まりましたが、 ずっとご視聴の方は、口を揃えて「クウガが一番良い!!」と言います。 あたくし、「クウガ」は全然見ていなかったので、何とも言えませんが、 設定、CG、殺陣、火薬の量、演出、キャスティング、総合的に見て、今のところ 「555」が一番バランスが取れているように思われます。 平成ライダーは、大人が見ても見ごたえのある、物凄い伏線の量と設定の細やかさがウリ・・・・ なんだけどね、「剣(ブレイド)」は何がやりたいのか、もう、放送10回目くらいだろうに、 今ひとつ良くわかんない( ̄∇ ̄;) あと、殺陣が美しくない。明らかに、フィルムのつなぎ目で誤魔化している。 えぇ〜・・・・(-。-) ぼそっ こんなん、同じテレ朝なら「エースをねらえ!」の方が、 上手にCG使ってんじゃん?? んな程度ですわ。
今後に期待・・・・とお世辞でもないけれど言えない。如何せん「555」の時は下馬評が悪かったわりに ツカミが物凄くよかったので、 あたくし如きが食いついちゃったわけなんだけど、毎年見ていた東映の映画・・・・今年は怪しいな。
もう1本、コレはテレ東系列なんですが、「超星神グランセイザー」っちゅう、 メチャクチャにもう、暑苦しいほどに凄い1本があります。 まぁ、話のスジはそんなに大したことはないのですが、いつか誰かがやるだろうと思われた設定、 12星座のヒーローたち・・・・というのをモチーフにしていて、きちんと12人登場してきてしまったので、 少しビビっている途中です(爆)。 12人、揃ってしまう以前に、何せ、テレ朝系列のJ●Cの皆さんより、殺陣の足技が綺麗なんですな。 もう、コレだけで見応えがある。 特に、女性の足技が軽やかで美しく、見事なほどに綺麗です。 無論、CGに頼る部分も多く見られるのですが、 実は、こっちの方が、テレ朝系列より火薬の量が多かったりして、嗚呼・・・・お金かけてるねぇ♪ と、特撮好きの虚栄心を満たしてくれるのが、グランセイザー。 超星神のデザインは気に食わないのですが(爆)、12人の変身後の姿は、 そうですねぇ・・・・宇宙刑事モノレベルくらいに凝っていて、12人もいるもんだから、 紫やらオレンジやら水色やら、普通の特撮ではありえない色が出てきたりしているので、 何か見ていて華やかで楽しい(笑)。 緑系の戦士がいないのが惜しいな・・・・風のトライブを創った時に、青→紫で統一したのが失敗だろ。 あれは、緑あたりで統一させとくのが全体的に色のバランスがとれていい。 水のトライブと、風のトライブが一緒になると、画面、青色戦士ばかりで、誰がどれだかさっぱりわからん。
設定はまぁまぁ面白いと思うの。 しかし、致命的なリスクがないとは言えない。
まぁ、どの番組も、「勧善懲悪」をとりあえずは掲げているものの、 決してそうばかりではない・・・・というのが昨今の事情のよう。 悪人からも事情を聞いたり、とにかく説得してみたり、 挙句、何を以って善とするのか、悪と定義するのか、そこから視聴者に問いかけるものまであったりする。
「仮面ライダー555」なんて、正にそうだった。 仮面ライダーが全員いいヤツかというとそうじゃないし、悪者にされているやつが、全員悪者かというと それも違う。 少数だからといって排他される者、正論を述べているからという理由で権力を振りかざす者、 どっちが正義か、見た目では判断できない。 そして、正義ほど残酷なものはなく、自ら果てていくマイノリティの姿を放送したりもする。
イケメンヒーローを多く輩出してきた、テレ朝の日曜早朝枠の1時間であるが、 最近は考えさせるものが多い。 故、脇を固める俳優さんに力量が求められ、結構実力派の人たちがこっそり出ていたりする。 奥村公延さん、津田寛二さん・・・・あなた方が特撮に出てくるなんて、思ってもみませんでした(苦笑)。 そして、その昔お世話になりました、赤星昇一郎さん・・・・まさかあなたまで( ̄∇ ̄;)
こうして、特撮ヒーローモノは、火薬がCGになった分、他にお金をかけることができるようになったので、 新人財発掘の他に、大物をレギュラーでひっぱってこれるので、キャスティングにも 是非、注目していただきたい♪ そういや、最近、顔出しスーツアクターというのをめっきり見なくなった。
そういや、あたくしの知り合いの俳優さんで、その昔、フラッシュマンか何かのオーディションを受け、 ブルーだかグリーンだかの役で、最終選考まで残ったものの、 何と、身長が低いという理由だけで落とされた、物凄い経歴の持ち主がいたわ(笑)。 そんな彼は、「スケバン刑事�供廚世辰燭�「花のあすか組」だったかで、もう20歳過ぎているのに、 学ランのワルモノ軍団を演じたことがあると言っていた(爆)。 適度にアクションも出来て、凄い実力の俳優さんだったのになぁ・・・・。 何で「過去形」かというと、今は引退して鍼灸師になってしまったのである。(しかも講師!) 人の人生というのは、どこでどう変わるかわからないものである・・・・。 (千葉麗子がいい例だ・・・・(-。-) ぼそっ) (さとう珠緒もある種、いい例だ・・・・(-。-) ぼそっ)
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