2005年11月21日(月)
やはり鬼門の大病院


宣言どおり、行ってきましたがな・・・・公立のクセに黒字を出すという、
すごい経営を何年も執り行っている、うちの地元の大病院へ( ̄∇ ̄;)

本日は口腔外科なので、また初診受付突破からの体力勝負です。
朝の8時に家を出ないと、昼には帰ってこられないかもしれない・・・・( ̄∇ ̄;)
大病院の恐ろしくも凄まじい実態がそこにあるわけで・・・・。
まだ受付開始時間前だというのに、そこにはとんでもない数の人の量( ̄□ ̄;)!!
ここを突破するのに、猶に30分以上かかってしまいましたよ(トホホ)。


いざ外来へ行ったら、ここでの突破は早いように思われた。
が!! それは思われただけで、この後に起こる果てしない待ち時間のことなど
それこそ予想だにできなかったことなのですが。


診察室に通されて、あぅ♪今日も前みたいな、イケメン・アマノ(親知らず騒動の時に登場)みたいな
仕事が早くて、かっちょいい人だといいな( ̄¬ ̄) ♪ と、勝手に期待していたのも束の間、
本日あたくしを診てくれる先生は、「医長」という肩書きの、若くはないがシブくてかっちょいい、
しかし、大垣弁丸出しのおじちゃん先生だった(笑)。
この、チョイワル系ジンノはまず最初の説明で、


「顎関節の方はここで治療するけれど、虫歯の方はねぇ・・・・。」


と、明らかに治療を渋りやがった(苦笑)。
まぁ・・・・こっちが我侭を言っているのは百も承知なんだけど、どうして院内紹介状がある時はOKで
それ以外の新患はダメなのか!?という説明に関してはノータッチであった。
一応、彼らは「口腔外科(歯科)」という看板を掲げているので、
歯の治療をしても良さそうなものの、例えば、喉頭がんであるとか、特別な入れ歯作成であるとか、
実質は、あちこちを切ったりしなければならない患者さんのための外来で、
到底、街医者には無理!!という症状を抱えた人たちが多いのもそのせいだ。
しかし、こちらも新患受付を乗り越えてきた手前(爆)、せめて顎だけは診てもらわないと非常に困る
というわけで、治療方針もまだあやふやな中、早速地下にあるレントゲン室直行と相成った。


地下に降りるのは久し振りである。
あたくしがまだ幼少の砌、度重なる肘の故障で、ここのレントゲン室には死ぬほどお世話になり、
子供ながらに、もう一生に浴びる放射線を浴びきったんじゃなかろうか・・・・?ってな勢いだったんだけど
この時はまだ、CTだのMRIだのエコーだのが、この病院にはまだまだない時代で、
(エコーくらいは婦人科にちゃんとあったかもしれないけれど)
X線室も1階の奥の方にあり、あたくしはそこの技師のお兄さんと仲良くなっちゃうくらいに
よく世話になっていた。いつも、「2番」の部屋に通された。
・・・・と、そんな感傷に浸るのも束の間、何ですか、これは!!??( ̄□ ̄;)!!
新患受付の時に見たのは夢幻・・・・ここだけで明らかに、さっきの倍以上の人数がいるものと推測される。


うなぎの寝床のような地階の奥に、丁度、頭部や歯科管轄のレントゲン室を発見したので、
そこの近くにいようと思い、そのへんで腰を下ろした。
最初は、あまりの人の多さに正直びっくりしたんだけど、よくよく考えれば簡単なからくりであった。
内科にかかっている人も、外科の人も、整形外科の人も、脳外科の人も、
あたくしと同じような口腔外科の患者さんも、とにかく一斉にこの検査階に集まってくるのだ。
昔は、1〜5番までくらいしかなかった検査室が、今や、CTやMRI、超音波等も含め、
16番まで部屋があり、そこで順序だてて撮影が行われていくのだけど、
とにかく、あまりに人が多いものだから、アゴラフォビアのアサミンジャー
ちょっと気が遠くなってしまいましてね( ̄∇ ̄;)

待てど暮らせど順番が回ってこず、その間に頓服薬を流し込んだ。
2時間半ほど、そこで待ち続け、正午を回った頃・・・・もう限界だと思った。
まだ人の波が途絶えないここで、あたくしは午前診が終わる頃になっても、ずっと待ち続けるのかと思うと
本当に気が遠くなる気がして、意外とあっさり、「もう帰ろう」と思ってしまった(笑)。


発作が出かけの状態でフラフラしながら外来に戻って、とにかく一声かけてから帰ろうと思い、
一声かけた相手がまずかった( ̄∇ ̄;)
何か、足とか掻きながら、めちゃくちゃぶっきらぼうな応対だし・・・・。
オ、オマイ・・・・仮にも大病院の外来で働く看護士だろう!? その応対はどうなわけ!!??
頭にくるわぁ・・・・ホント、コイツじゃなかったらひょっとしたらここまで沸点近くにならずに
済んだかもしれないのに、コイツのせいで臨界点突破しそうですよ、センセー。
あたくしが、処方箋会計用紙を出せと要求したので、ベテランの看護士さんが出てきてくれた。
菩薩のような人だよ・・・・うぅ(涙)。限界ギリギリのあたくしをベッドで休ませてくれて、
本来レントゲンが終わったら何をすることになってたのか、説明までしてくれたよ。

この看護士さんと入れ違いに、別の明るい看護士さんがやってきて、血圧を測ってくれた。
多分、血圧というよりは、朝ごはんをしっかり食べたとはいえ、もう正午なんだから
空腹からくる低血糖だと思うんですけどね(笑)。
ボンヤリしていて呼吸も浅いあたくしが、徐に目を開けた時、その看護士さんはあたくしに向かって、


「久し振りやね^^」


と、声をかけてきた。
・・・・久し振り?? んん?? と思い、その看護士さんの顔に目をやると、
前に一度、それこそ親知らず騒動の時にこの大病院でニアミスをした、
当時小児科外来にいたはずの看護士さん・・・・同じダンス教室のメンバーだった人だった( ̄□ ̄;)!!


「( ̄□ ̄;)!! ミ、ミズタさん・・・・。」

「あぁ(笑)、えらいのに余計にビックリさせてまったらいかんよねぇ(笑)。」

「い・・・・いえ・・・・(苦笑)。」

「名前違うで最初わからんかったけど、どっかで見た顔やなぁって思ってね。
今、どうしてみえるの?」


「1年前に結婚しまして。ダンスも復帰したいなぁと思っとったんですけど、なかなか。
ミズタさんはまだ通ってみえるんですか?」


「うん。前に市のミュージカルに出てみえたでしょ?
あれをテレビで見たから、皆で『あぁ、頑張ってみえるんやなぁ』って話しとったんやよ。」



と、いうことは、エミコ先輩もエイコ先輩もまだいるんだろうな、きっと( ̄∇ ̄;)
ミズタさん(仮名)はダンスが絡むと、もうそりゃ物凄く手厳しい人なんだけど、
ここに於いては、患者さんに対して頗る親切で、もうベテランの領域で、声も表情も明るくて、
人気のある人みたいだ。
今日は別の先生付で、あたくしの治療に関してはこれ以上踏み込んでこなかったけれど、
うむ・・・・まさかこんなところで知人と再会してしまうとは( ̄∇ ̄;)
しかも、最近では稀にしか出ない、グロッキーな状態で再会してしまうとは・・・・。
狭い街ならではの出来事だったりする(苦笑)。


そんなことはさておき、チョイワル系・ジンノ、先程とは打って変わってのムンテラに出た。
欠けた歯以外は異常がないので、そこにプラスチックを入れるけれど、今の症状は大丈夫そうか?
あと、顎関節の問題は、レントゲンキャンセルにして、マウスピースの型を取り、
それを就寝時にはめる方向でどうか?
本当なら筋弛緩剤を処方するところだけれど、眠剤の量がちょっと多すぎるから、
相乗効果で薬が効きすぎると怖いので、こんなふうにプランニングしてみたけど・・・・等々
あたくしの枕元で色々と話をしてくれた。
最初に言ったのになぁ・・・・歯医者に行くと調子が悪くなるから、わざわざこっちに来たんです、と。
調子を崩してからでは嫌なので、ここに来ようと決めたんだけど、結局、崩す羽目になってしまい、
それでようやく、言っていることを信じてもらえるだなんて・・・・何だか不条理を感じてしまうよ。

↑街医者ではまずありえない


治療中、この先生付の看護士さんが、あたくしの手をぎゅっと握っていてくれた。
やさしく声をかけていてくれた。
そうしてほしいと頼んだわけでもなく、それがあたくしの状態を良くするかというと
必ずしもそうじゃないんだけれど、何だか、そういう心遣いがとっても温かいように思えた。
この人もとても明るい感じで、笑顔が素敵な人だったなぁ。名前チェックするのを忘れてしまった(笑)。


つか、チェックしたところで、先程のミズタさんじゃないけれど、
外来勤務は結構早いサイクルで入れ替わりがなされる。
うむ・・・・ここが市立病院たる所以だよなぁ。
この人たち、皆、医療関係者なんだけど、ある意味では「公務員」なんだもんなぁ。
治療行為が秒殺的に早いのも頷ける(爆)。


※どのくらい秒殺的かというと、例えば救急車で運ばれてきて治療処置がなされ、
 患者はまだまだ不安なのに、意識があったら帰されるというくらいに患者を長居させない(爆笑)。
 意識不明の重体という時点で初めて、救急からの入院の許可が下りる。
 外来も、手術処置が必要な患者が優先。あっという間に治療プランが組まれ、調子が悪いようだったら随時予約。
 入院が必要な患者も、最低日数しか病棟にいられない、物凄い高速回転の病院なのだ。

 しかも、この街で一番大きな救急指定病院だから、絶対に患者は途絶えることはなく、寧ろ増え続けている。
 救急外来には、なぜかいつも、小さな子供を抱えた母親が長蛇の列を作っている。
 気の毒に・・・・救急で子供を診てもらえる所は、悲しいかな、ここ「しか」ないのである。



あたくしにとって、ここが憩いの場所になるにはまだウン十年以上かかりそうで、
楽しそうに検査待合でお喋りを続けるお年寄りは、仲間がいるからここに集うのかもなぁ・・・・とも思う。
孤独な2時間半と、話し相手のいる2時間半とではやはり内容からして違う。
くそぉ・・・・精神神経科とおさらば出来たかと思えば婦人科、
婦人科の治療が終わったかと思えば口腔外科・・・・大病院全制覇をする日も近いのか? 自分( ̄∇ ̄;)

↑歯が治ったので、結構安心♪

あさみ


投票ボタンです。押すとアサミンジャーがはしゃぎます♪


あなたの毎日にずぅむいん・・・・

My追加




めーるはこちら♪

宿帖直通(BBS)