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闇にひらめく - 2004年02月18日(水) 映画『嗤う伊右衛門』観に行ってきました。 上映時間ギリギリに駆け込んだ上場所を間違える。もぎりの人の視線が冷たい(笑)。てかいつも二階の館でしか見ないから下にもあるなんて知らなかったのよ……トホホ。 何はともあれ無事に席に着く。 とにかく、闇が濃い。通路の足元照明さえ邪魔なくらいに。 通路からもっと離れた席に座れれば良かったなあ。まあ遅刻したんだからしょうがない。しかし映像きれいでした。 キャスティング素晴らしいです。特に岩様。小雪さんのファンになりそうな勢いです。『ラストサムライ』も良かったし。他は出演者名だけみて予想してたのと違いましたがかなりぴたっときてます。伊右衛門は勿論、又市と宅悦のこきたない感じとか(笑)直助のやばい感じとか……。伊藤はやたらカッコイイですね。かっこよすぎです。もっとおっさんのイメージがあったのですがこれもまたよし。ドラマ『怪』とは別ものの又市も好きです。個人的な又市のイメージは吹越満さんだったりしますが。 でも岩様の顔のくずれが逆になってたのは何故なんでしょう。映像にしたときの都合とかそんな感じでしょうか。原作でも一番好きなシーン、「何故伊右衛門は幸せにならぬ」というくだりは凄くよかった。映画でもこのシーンが特に好きです。 桐箱から蛇や鼠が四方八方にぞろぞろと出て行くところとかはもっと見たかった。大量にぞろぞろ湧き出てくるようなのを。 そしてラストシーン、あれが無数に並んだ墓石に見えてしまったのは私だけでしょうか。 原作が好きなもので、これだけ手放しで好きだと思える映画ってめったに無い。自分の中では『ホワイトアウト』『陰陽師』よりもかなり上位です。 原作を読んだ人にもそうでない人にもぜひ見ていただきたい。場所によっては上映期間もあまり長くないようなのでお早めに。原作を知らない人の感想を聞いてみたい。 DVD出たらきっと買うでしょうね。そして真夏に部屋を真っ暗にして観るのです。 -
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