”BLACK BEAUTY”な日々
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Boogie
2003年07月09日(水) |
Eric Clapton再考 |
「これが最後の来日!ソールドアウト必至、見逃すな!」というフレコミで来日したのが2年前。俺も見に行った。もう来ないと思ったから。
ところが、やっぱり来日。まあ、それはいいとして、今日は英国が生んだスーパーギタリストの功罪についてのお話。
【罪の章】 この人、「BLUES」と云う音楽をやたらと難しく伝えすぎる。インタヴューを読むと何だかブルースってのは度重なる悲劇を体験し、アルコールを通常人の100倍位摂取し、顔中に皺が刻み込まれた人じゃないと理解できない音楽なんじゃないかという錯覚に陥りそうになる。 ブルースってのは俺が言うのもおこがましいが、ただ単に「気持ちのいい」、ダンサンブルな音楽だと思う。別に苦労しなくてもいいと思う。 「石川君、君のその見解は間違いだと言わざるを得ないな。いいかい、綿畑の黒人達は・・・」みたいなお説教を覚悟の上で書いてみた。
【功の章】 これはやっぱり、「すごいギターが上手なうえに、歌が歌える」事に尽きるのではないか。ジミーペイジもジェフベックも歌は歌えなかった。そこへ行くとクラプトンは「いとしのレイラ」を始めとする、名演と同レベルの名唄を残している。 これはやっぱりデカイよな、と思う。
以上、好き勝手書いて申し訳無いが、何だかんだ言って名盤の多い人だし、ジョンメイオールと組んだ若き日のクラプトンのプレイなどは、一生懸命コピーした思い出もある。
でも今回の来日はパス。 「もうお腹一杯」的感覚が強いので。
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