タマちゃんの毎日
DiaryINDEX|past|will
2005年07月10日(日) |
譲り葉(ゆずりは)。 |
今、この時間が止まってくれたらいいのに。 日々の生活の中で、そう思える瞬間がある。今のままの私と今のままの子供達と今のまま主人と母と兄弟と。
幼い頃は早く大人になりたかった。 子供の夜泣きに疲れた夜は、子供達が早く大きくなって欲しいと願った。 そして、大人になって、子育てが一段落した私は、進む時間が恐ろしくなった。
花は咲き、枯れて、種を蒔き、そしてまた咲く。 一見、同じ花に見えても、決して同じ花ではない。 『いつまでも、一緒にはいられない』 遠い遠い未来には、私は存在しない。
愛しい者を守るために、人は強くなる。 けれど、愛しい者との時間の前では臆病になる。 ずっと、このままでいたい・・・。
当たり前のように過ぎていく、たった24時間のたった365日の貴重な時間。 子供達は、主人や私の面影が見え隠れしながら育っている。 子供達のふとした仕草の中に主人を見付けることがある。 考え方やことばの中に私を見付けることがある。
私はここにいる。
|