タマちゃんの毎日
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2005年08月02日(火) 色あせた写真。色あせない思い出。

「部屋の模様替えをしたら、こんなの出てきた」と、長女が写真を持ってきた。
長女が1歳4ヶ月頃の写真だ。少し首を傾けて、食パンを片手に持って愛くるしく笑っている。
その時の空気の温度も匂いも何もかも覚えている。

とにかく夜泣きのひどい赤ちゃんだった。
これには追い詰められた。育児ノイローゼの一歩手前。主人は心配だったのか、日中に何度も電話をくれた。
夜泣きごときで?と、言うことなかれ!赤ちゃんの泣き声って、ホント辛いのよ。

夜中にキーキー泣きわめく!もう、かれこれ2時間は抱き続けている。とうとう、私もポロポロ泣けてくる・・・。
「ドライブでも行こうか♪」主人が言った。
車に乗せると、なぜかピタッと泣き止んでスースー眠りだした。
寝ているときは天使だな(笑)ヤレヤレ〜。
ふと、車の窓から、たこ焼きの屋台が見えた。
「食べよっか♪♪♪」
星空を見ながら、たこ焼きを食べた。
よーし!頑張ろう!

この子は、赤ちゃんなんだから、泣いて当たり前なんだ。
きっと、頭のいい子なんだ。そして、私の事が大好きだから、抱っこして欲しくて泣いているんだ。
食事の支度をしている時も、洗濯を干す時も、買い物も、そして、お散歩も、いつもいつもオンブ紐で過ごした。
そして、1歳4ヶ月を過ぎた頃、
「まんま(ご飯)」「にゅう(牛乳)」と、言葉を話し出した長女は、滅多に泣かない朗らかな子に育ってくれた。

主人と私で、長女の写真を眺める。
なんだろ。胸が熱くなってくる。
「なんか、涙が出てくるな・・・。この子、大きくなったな・・・。」主人がポツリと言う。
やめてよー!ほんとに泣けてきたじゃなーいっ!


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