通院のついでに土日と地元のお祭りを見てきました。 私の家がある地区は神様の御神輿をかついで町中を練り歩く当番町だったため静かなものでしたが、他の地区は派手な御神輿や山車が出て大変賑やかでした。 うーん何と言うかあの…そうですね、ふんどし最高?とでも言いますか…(最早誤魔化しきれるレベルではなく) 巫女さんの奉納の踊りなども見られたことですし、役得ですね。(何が)
さて、やっと「螢」を読了しました。 待ちに待った麻耶雄嵩の新刊だったのでもったいなさすぎて読み終わるのがこんなに遅くなってしまいました。 京都の山中、十年前に六人が惨殺されたいわくつきの館「ファイアフライ館」を舞台に起こる惨劇。…自分本気ビビリなのでそんな場所でサークルの合宿なんかするなよ、と普通に思ってしまいました。人が殺された部屋で寝泊り……(蒼白)。そういうサークルだから仕方ないのかもしれませんが。
以下ネタバレ部分を反転しています↓
登場人物の一人松浦千鶴の性別トリックには全く気づきませんでした。後になって少し読み返してみると怪しい箇所がちらほらと(哀愁)気づく人は登場人物表を見てイニシャルが一人だけ…とかその辺から何かあるぞと思うのでしょうけれど…このトリックは、登場人物だけ知らない(読者は知っている)もので笑わない数学者みたいな感じ?とか思いつつ。そもそも、p197の「ベッドに横になり〜」の下りもいきなりかよ諌早!!と思ったものでしたが千鶴が女だと登場人物たちは気づいていないわけで、それ以前にベッドに横になっていたのは諌早ではなかったわけで…二重に騙されておりました…読解力なさすぎ。そう、おそらくメイントリックだったであろう語り部(主人公)の詐称もよく読めば早々に気づいたはずなのに、諌早が殺されるまで気づかなかっ(略)(…)(気づかなさすぎです)。 そして衝撃のラスト。えーと、…夏冬の地震を一瞬だけ思い出したのですが……一番気になったのはただ一人の生き残りは誰だったのか?ということです。名前からして一人だけ県名の長崎?(他の人物は長崎県の地名だし)もし、身元不明の女の死体がFUMIEだったとしたら松浦が生き残ったということもあるなあと…もう一度読めば分かるのか、読んでも分からないままなのか…どちらでも良いような気がする私はダメですか。ダメですね(遠い目)あ、もしかしてこの話続編があってそのための伏線だったとか(謎)。関係ないですが、個人的には平戸が好きでした。
それにしても楽しい。楽しすぎです。本を読んでいて久々に興奮しました。 タカタカタ・タータ・タカタカタンでした。(何だ) 学生探偵(?)二人とワトソン役も良かったし、随所にあるオタ部分(今回頭文字Dが登場したのにはびっくり(笑))も…これぞ麻耶雄嵩という感じでした。
……次回作は何年後だろう…と思いつつ。
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