2001年05月23日(水) 其の生き方とは。

仕事って何だろう。
生きる為、生活の糧を得る為に、人は働く。
目標をもってやっている人も居るけど、結局は生きる為。

でもじゃあ私は何のために働く?
生きたい訳じゃない。
借りを返す為に、必要だから。
それには生きていないと駄目だから。
其れが終わるまでの生。
其れが終わるまでの仕事。

終わった後の事なんか考えてない。
用が済んだら、自分に終わりを告げるだけ。
その為だけに、今、私は生きている。
他から見てこの状態が生きていると見えなくても、それでも確かに心臓は動いていて、時間は確実に流れている。

この生に意味があるかどうかなんて知らない。
少なくとも、今まで生きてきて、意味の在る事をやってきたとは思わない。
後悔はしてないよ。
私がやってきた結果がこうなっただけのこと。
何かをやろうという気にはならない。
今の自分を変えたいとも思わない。
これが私だから。
好きじゃないけどね。
消してしまいたいけどね。

女は子供を産むのも仕事の一つ?
私は産まないよ。
子供は嫌いだし、自分に育てられるとも思わない。
何より、この世界に産む方が惨いと感じる。
この世界に生まれてくるだけの意味を見出せない。

結婚もしない。
何故結婚するの?
一緒に居たいなら居ればいいじゃない。
だいいち紙切れ1枚でココロを縛れると思う?
「ずっと一緒だよ」
その言葉は簡単に翻されるよ。
―言うは易く 行うは難し―
結婚は人生の墓場。
そうだよね。

そうまでして長生きする事に、いったい何の意味があるの?
死んだら後には何も残らないんだよ。
生きている時に大切にしていたアルバムや写真、思い出の品々。
他の人にとってはただのゴミ。
死んだらそれらはゴミとして処分される。
全ては生きている時の自己満足でしかない。
その事にいったいどれだけの意義があると云うの?

今しかない。
その時は二度と戻っては来ない。
確かにその通り。
でも自分が死んだ後は?
だから他の人に余計な仕事増やさないよう、身辺整理をする。

人は時の渡り鳥。
この世に生まれ出でた時より、目的地の定まらないまま、飛び続けなければならない。
最終的に陸を見つける鳥もいるだろう。
途中で力尽きる鳥もいるだろう。
では私は?

陸を見つけたいとは、思わない・・・。


     


のあ