世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
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2001年01月25日(木):雨の日
雨が降ると、何故か俺様は眠くなる。
今日は雨だ。
MILETがレッスンに行くというので、俺様は玄関まで
見送った。
その直前まで、俺様は布団に潜り込んで寝ていた。
だが。
MILETまで眠くなるとはどういうことだ?
あいつは今日は出かけるというのに寝坊した。
俺様が起こすとでも思っていたんだろうか。
自分で起きてくれねば、困る。
MILETの相方を毎朝起こすのは俺様の朝食の為だ。
用もないのに、俺様が起こしているわけではない。
それを、どう勘違いしているんだか。
「起こしてくれたっていいじゃんよ〜」
と、きた。
…お前の相方が、6時半頃モーニングコールしただろ。
それで起きなかった、お前が悪い。
そう言ってやりたかった。
だが、俺様も眠くて仕方なかったので、MILETからの
いわれのない抗議にも黙っていた。
うるさいヤツがいなくなると、雨音だけが静かに鳴る。
俺様は、雨の日がまんざらでもない。
雨のニオイはいい匂いだ。
なんだか、ゆったりと落ち着いた気持ちになれる。
思い返してみれば、MILETと初めてあったのも雨の日だった。
雨の日は俺様をノスタルジックに浸らせるらしい。
まぁ、おおざっぱで芸術を解せないMILETにはわからない
感性だろう。
そんなヤツが、よくピアノだの声楽だのをやっているものだ。
ヤツの先生が俺様は気の毒でならない。







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