今日も予告通りMILETの実家について話そう。 MILETの父親は元カメラマンだ。 今はその面影もないが… その所為か、MILETの幼い頃の写真が 山ほど残っている。 MILETの実の兄の写真もあるし、母親の 若かりし頃の写真も当然ある。 昨日はそんな古い写真を、MILETの兄が 床にひろげて自分の妻に見せていた。 母親もその輪に加わり、実に楽しげだ。 だが、ちょっとまて。 俺様がいるときは、俺様中心でなくては いけないだろう。 そこで俺様は、わざと写真の上をのし歩いた。 その上、真ん中あたりでくつろいで見せた。 仕方なく、連中は俺様に注意を向けると 撫でたり、抱き上げたりする。 いつだって、俺様は世界の中心でいるべきだ。 それを分からせなくてはならないとは。 写真がそんなにいいものなのだろうか? 被写体が悪くても、いいというのか? だったら、俺様の写真を撮って写真集にでも してやろうか。 それを見たがるヤツがいるかどうかが 問題かもしれないが… とりあえず、これからは写真に収まるのも 積極的にやっていこうかと思った。 ま、拙宅のカメラマンの腕は たかが知れているがな。
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