MILET恒例のレッスン日。 何でもこの三月で一区切りらしい。 貰っている曲も半端ではないとのことだ。 それはまた、次回にでも話すことにしよう。 今日、俺様が言いたいのは 題名の通り信号機のことだ。 MILETがいつものように 午前中のメールチェックをしていた時である。 電話が鳴った。 MILETの相方からだった。 「電車、信号機の故障で止まってるって」 「またぁ?前も止まったじゃん。横浜辺りで」 「今日も横浜らしい」 「余裕みて早く出かけた方が良いぞ」 会話はそんな感じだった。 電車には俺様は乗らない。 クルマみたいに信号があるとは 知らなかった。 しかし、たかだか一個の信号が故障しただけで 止まってしまうとは。 なんて脆弱な乗り物なのだろう。 MILETはそんなわけで、いつもよりも多少 早く家を後にした。 ところが、いつもの時間になっても いっこうに帰ってこない。 遅れること2時間。 MILETは相方を伴って帰ってきた。 「ごめんね、寒かったでしょ」 そういいながら、MILETはヒーターを点ける。 なんでも、まだ電車は遅れまくっていたそうだ。 どんなヤツが電車なるものを動かしているのか 知らないが… ずいぶん、怠慢なことだ。 おかげで、俺様が ひもじい思いをする羽目になった。 俺様が世界征服を成し遂げた暁には そんな惰弱な乗り物は一切排除しよう。
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