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俺様は幼い頃から耳かきという道具に 大変な興味を持っていた。 猫としては、梵天の付いている耳かきに 興味を持つのは当然である。 しかし、俺様は耳かき自体に 興味を持っていたのである。 したがって、梵天の有無に限らず 我が家の耳かきには 俺様の歯形が付いている。 もっとも激しい被害を受けたのは MILETがどこかの水族館で買ってきた 鯨マスコット付きの耳かきである。 それは本来耳かきが付いているべきところに もはや耳かきは存在しない。 幼い頃、俺様がかじりとってしまったからだ。 今日、MILETが久しぶりにその「元」耳かきを 引っ張り出してきた。 小さな鈴がついているそれを、 何となくもてあそんでいたのである。 俺様に対する挑戦だと受け取ったので 戦いを挑んでみた。 俺様が飛びついてきたのを見て、 MILETとそれを見ていた薔薇職人は大喜び。 奴らが喜んでいるのを見たら なんだか戦意を喪失してしまった。
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