MILETの元に 「ねんきん特別便」という封書が届いた。 MILETはその封を開くと一瞥し、暴言を吐いた。 …とてもではないが、 ここに記せる類の言葉ではないので 詳細は伏せよう。 さて。 夜になってからMILETはじっくりと その「特別便」とやらを眺め回した後、 なにやらごそごそとタンスを引っかき回して 資料を探し出していた。 そして、口汚く罵りながら なにやら書き記していた。 どうやら「特別便」に記されていた記録に 抜けというか誤りがあったらしい。 それも、かなり「分かりやすく」間違っていたという。 MILETの年齢でさえも記録に漏れがあるというのだから もっと年季を重ねている人の場合は どれほど酷いことになっているのだろうか。
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