東京の片隅から
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そういえば昨日の展覧会で小さき人がお母さんと一緒にご機嫌で観覧していた。画題に動植物が多いので、とりさん、ちょうちょさんいちにいさん、おはなきれいね、と、ずっとおしゃべりしているのは微笑ましかった。 会場でのおしゃべりそのものを嫌う人もいるようだが、私は絵に関する話だったらいいのではないかと思う。もちろん常識的な音量であることが大前提だけど。
それよりも問題だと思うのは、若い女性スタッフに絡むじじいどもだ。男性スタッフには絡まない。 お前は失せろ。 昨日も3人くらいいたかな。
仕事帰りに東京都美術館で田中一村展を見る。 あちこちで取り上げられていたので、館内大混雑。 作品展数も多く、夜間開館の2時間では足りなかった。ほかの作品に気を取られ、最後の部屋の手前で閉館まであと少しのアナウンスが流れてしまい、目玉となっている作品は10分くらいでざっと見ただけ。 明日からは日時指定券になるらしいので、再挑戦は難しいかな。
どこの会派にも属さないで画業を続けた人なのだが、最初の南画調からいろいろ画風が変遷している。青年期〜中年期くらいが一番好きだったな。晩年の作品は超絶にうまいんだけど、筆致が細かすぎてデザイン的というかイラスト的になってしまい、「閉じて」しまった印象を受けた。残念ながら自分には引っかからなかった。細かいところを画面で拡大して見られる今ならもっと受けたのかもしれない。
昨日の夜空は恐ろしかった。飲み込まれそうだった。
東京フィルメックス、ツァイミンリャンだけ取った。 妹も同じ日同じ回のチケットを取ったのだが、確認するとやはり同じ列、通路を挟んだ左右だった。 打ち合わせていない。 前もそんなことあったな。 好む席席置が全く一緒らしい。
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