ならまち再訪 - 2008年05月31日(土) ちょっと過去日記。 今日は家族のもの打ち揃って、奈良市へ。1号さんがプール検診でアレルギー性鼻炎で引っかかっちゃったので奈良市のかかりつけ医に「プール泳いでも大丈夫」の診断書をいただきに参上しました。で診察後、昼ごはんついになららという新設レストラン街に挑戦。インドカレー屋さんを攻めました。子供用プレート(500円)は甘口カレーがついてくるんですが、甘口のカレーじゃなくて「甘いカレー」でした。練乳で作ったの?ってかんじ。大人用のメニューは大丈夫。おいしかったす。 その後、この前ならまち行ったとき、時間切れでよれなかった今西家書院というのに行くことにしました。室町時代の書院造りが見えるんですわ。春鹿酒造の今西家が管理してます。 途中あめでおさんが手拭屋さんで手拭に感動。あめでおさんは手拭収集癖があるのです。そんでも芸術性の高い手拭なのでちょっと値段も高くて、あめでおさんは買おうかどうしようか逡巡しているご様子なので「そういえば誕生日プレゼントかってあげなかったから、誕生日プレゼントにすきなの1枚買ってあげるよ」と申し出ると、緑の「奈良公園」1890円をおずおずと選ぶので買ってあげました。 あめでおさんは手拭に満足すると「そういえばあんた(“た”にアクセント)はあんまりものを欲しがりませんな」というので「モノより思い出、で、こうやって出歩いたら写真とってWEBにあげるのが趣味なのです。思い出コレクターですな」と渋く答えてあげると、大変感心していました。 で、今西家書院。 なかなか渋くて落ち着きます。喫茶スペースもありますが、インドカレーでおなかいっぱいだったので、書院の間でひたすらまったり陰影礼賛します。庭にも出られるので2児は庭でナメクジや毛虫をさがして興奮していました。 葉書、多羅葉。 この今西家書院で、タイの織物の販売をしていました。北部タイ、といってましたが展示している写真は明らかに東北タイ。「これはイサーン(タイ東北地方)ですね。」と売り子のお姉さんに聞くと、「よくご存知ですね」といってイサーンの説明をしてくれました。「もし世界が経済危機になってもここの人たちは変わらず豊かに暮らしていけるんです」という説明には、それはいかがなものか、出稼ぎ率250%でグローバル経済の格差の最底辺に組み込まれた、あの大地はそんなにきれいには形容できないのでは?と思ったけど、黙っていました。 そこから前回も行った「ならまち格子の家」へ。現在学校で地図の見方を習ってる1号さんに先導してもらいます。しかし最初の位置確認で方向を誤ったのであらぬ方向に私たちを導きます。「ちがうよ」と間違いを正そうとしましたが、あめでおさんが「自分で間違いに気づかねば、本当に正しくならない」と言って、そのまま間違った道を間違った方向へついていきます。大通りに出て1号さんは地図と通り名をみて「あ!」と叫んで正しい方向へ進路をとり始め、やっとならまち格子の家に到着。 、、まねできませんわ。あめでおさんの待ちの姿勢の育児。 ここでもまったり、格子の家で町屋の風情を楽しみます。 そしてそこから、この前も行った河島英五の遺族がやってるTen.Ten.Cafeに行って、鹿アイスを食べました。 ちゅうわけで、今日もモノより思い出、でWEBに記録しておくワタクシなのです。 ... 5年後、あなたとこの場所で - 2008年05月27日(火) さて本日はおKさんの保育園でおKさんの個人面談である。保育園児の日々の行状が先生から親へ、親から先生へ語られちゃう日である。まったくもう、おKさんてば何を語られちゃうのか、きっと爆笑エピソード満載に違いない。あめでおさんも興味しんしんで「おかあちゃんICレコーダーで先生の言うこと録音しといて」とか無理なお願いをする。 で、予想通り爆笑で、先生と二人でおKさんの物真似をしながら「あの人こういう風に(目を見開いて鼻の穴を広げる)主張するんですよね!」とか「みんなといっしょのときはすごいしゃべるのに1人でスポットライトを浴びるといきなりしおれるんですよね」「あの元気スイッチとしおれスイッチの入り具合が漫画っぽいんですよね!」とぎゃはははと笑いあって、懇談終了。 ふと先生と顔を見合わせ「そういえば私たち5年前もここでこうやって懇談しましたね」とマルコが言う。先生もうなづいて「あの時は大変でしたよね〜」としみじみとする。5年前1号さん年長児のとき、やはり担任してたのはこの先生だった。先生は第2子の育休を終えたばかりで町内の他保育園から移動してきて着任した5月だった。1号さんは前年度の秋に川崎から編入してきてまだ新しい保育園と新しい友達との折り合いがつかずに激闘していた。 それでも前年度に比べれば毎朝「今日は行かない!」と泣く様なこともなくなり、マルコとしては1号さんは新環境適応に関してかなり進歩したので今日はなんと言って褒めてもらえるかしら、と思って出かけたのを覚えている。 しかし先生は「まったく1号ちゃんは人見知り環境見知りで困りますね」と切り出しだのでマルコはびっくりして「すごい進歩したんですよ!昨年度は毎日泣いてるのを引きずるように保育園いったんですよ。だって1号は『お友達が日本語しゃべってない!』って言ってたんです。それが今では普通に関西弁しゃべってるじゃないですか!」と必死に擁護した。 先生も育休明けの新保育園でいきなり年長組を持たされて、さらにその年の年長児ちょっと札付きの元気な学年で疲れもたまってた時期だったのだろう。その5月の面談の直後体調を崩して1ヶ月休職した、ということもあった。 そう、とにかくあの頃、私もあなたも必死だった。私たちの前にげらげら笑いながら面談するなんて未来があるなんて思わなかった。 「いやいやあのときはしんどかったですよね。それがお今じゃ、おKさんは最古参園児だし、先生も古株になっちゃったし。」というと先生も「マルコさんもまさか役員やるキャラとは思ってませんでしたわ。」とお互いの成長ぶりを寿ぐ。そう5年が経ったのだ。窓の外の青葉はあの頃と少しも変わらない。でも私たちはこの5年間でずいぶんと変わった。 ... 超攻撃的日曜日 - 2008年05月25日(日) いや、別に雨の降ったりやんだりの何の変哲も無い日曜日、皆でごろごろして過ごしたんですが、午前中私マルコが居間のちゃぶ台でまったり、昨日の保育園保護者会総会の議事録を作成していると、1号さんが将棋盤を持って現れ、 「ね〜おかあちゃん、1局勝負しようよ」と誘います。 最近は普通の将棋では飽き足らなくなった1号さんはローカルルールをバンバン作ってオリジナル将棋をします。今日のルールのキーワードは「超攻撃型布陣」。 まず、歩は全部「香車」の機能を持つ。 歩は相手陣地で「成る」と飛車の「成った」状態になる。 本物の香車は飛車機能 飛車は実は歩の機能でガタイは大きいけど役に立たない。 というルールでやりました。すごい過激に攻撃型の将棋です。どきどきするほど攻撃がずばずば決まります。一気に陣地はがらがらになるほど、コマを取られるし取れます。一歩守りにはいるとがたがたにやられます。結構短期間で勝負はつきますが終わってみると焼け野原に王様がぽつんと立ってるような感じになります。 午後はあめでおさんが池の魚を増やそうと金魚屋さんに行くことになりました。池は仔鯉と泥鰌がそれぞれ2匹元気にしています。(仔鯉は3匹ほど天に召されましたが、あとは安定して元気です) アネとコアカという金魚が格安でした。20匹で500円とか。聞くと熱帯魚のえさ用だそうです。哀れな。真っ赤なかわいい金魚なのに。そんなわけで20匹500円でコアカを購入しました。池は攻撃的に活気に満ちています。 その上、斑鳩(いかる)という鳥が池の魚を狙って上空を旋回しています。 、、なんか、みんな攻撃的だな。春だからかしら。うふ(コピーBy 粳寅 満次)。 ... 近所散策 - 2008年05月17日(土) 土曜日です。お昼すぎて家に簡単に食べれるものがないのに気づいたので、門前のレストランに「柿うどん(ザル)」を食べに行くことにしました。 味のほうは結構いけます。見かけほど奇抜ではありません。 食後、法隆寺の中門の下で涼んだあと、また!平成の玉虫厨子を見にいきます。6月30日まで展示してます。未見のヒトは是非! 我が家も、もうあと1回くらいはいくかな。 ... 池 - 2008年05月11日(日) えーっとゴールデンウィークの前から、庭の一角の菖蒲の群生地を掘り返して池作りに余念がなかったあめでおさんですが、菖蒲群生地は掘り返してみると底にセメントが張ってありました。もともと池だったのか?菖蒲栽培のためにわざと水はけが悪くする庭の構造だったのか?? 排水溝まで着いてます。何度か水をためて実験してみると水漏れしているのでセメント買ってきて水漏れをふさぐ工事をゴールデンウィーク中繰り返してました。 ちなみに群生してた菖蒲は庭に移したんですが水はけが良いのか日当たりが良すぎるのか、なんかしおれてます。 何度か水漏れ実験をした後、水を入れます。 しばらく、水の状態を見たあと、近所の金魚屋さんで「小鯉5匹」と「泥鰌2匹」を買ってきて放流。 金魚ではありません。鯉の赤ちゃんです。大きく育てたら売って儲けるか? うーん。でも早々に2匹天に召されてしまいました。朝起きると1匹浮いてます。って状況が続きました。あめでおさんは「ガイシャの頸部に指のあとがあった。その指の指紋がおかあちゃんのと一致する!犯人はおまえだ!」とか1人で演技してましたが、、、「刑事さん!おいら、やってねえ!」 あ、あめでおさんの1人芝居に付き合ってあげてしまった。私もヒトが良いな〜。 ... 雨の土曜日−心にうつり行くよしなしごと - 2008年05月10日(土) 土曜日です。この週の金曜ロードショーでやった「少林サッカー」をうっかりマルコが録画してしまい、うっかり2児に見せてしまったので、あめでおさんともども一家で少林サッカーにずっぷり嵌っちゃった週末でした。どうでもいいですけど子ども達の放つギャグがまた一段とお下劣になってしまいました。 しかしおKさんゴールデンウィーク中、庭で草引きして以来、草負けしたらしくてほっぺたに赤いぶつぶつが出来ておめめはウサギさんみたいに真っ赤です。ゴールデンウィーク終了と同時に近所の小児科でアレルギー薬出してもらったんですが目のほうが治りません。そんで土曜の朝9時開業の王寺の眼科に診てもらうべく朝8時半、マルコとおK さんは家を出てチャリで法隆寺前バス停に行ってバスで王寺に向かおうと思いました。 んで!家を出ると、雨のそぼ降る中、白い合羽着たおまわりさんとおまわりさんとおまわりさんがマルコの家の裏あたりから法隆寺まで辻辻に立ってます。法隆寺門前はもうそりゃすごいことになってました。近所のがきんちょも見に来てましたが、あとは大半が白い合羽姿のおまわりさん。あと学生さんぽいかんじのヒトも見物に着てますが、そういう人はもれなく荷物検査を受けてました@法隆寺門前。おまわりさんの白い合羽は背中に所属が書かれてるんですが「三重県警」とか「富山県警」とかまあまあようこそ遠いところからいらっしゃいましたな〜。という感じですわ。 つまり雨の土曜日の法隆寺、朝、中国要人がいらっしゃるのですな。 ちなみに奈良県に国家のトップレベルの要人が訪問するのはパパブッシュがトイザラス国内1号店である橿原店をヘリで視察に来て以来のことなんだそうですわ。 マルコも法隆寺Iセンター裏に自転車を止め、バスに遅れないようにバス停に向かおうとするともれなく職務質問を受けました「どちらにいかれるんですか?」赤いレインコートのおKさんが怪しかったのか藤色の上下合羽のマルコがいかにもフリーチベットと叫びだしそうだったのかわかりませんが、聞かれたからには答えます、「バス停です。そんで目医者」。 バス停で待ってるとテレビカメラが一台、要人の車をカメラに収めようと待機中。そんでバス停のすぐ脇でゲンチャリのお兄さんが荷物チェックをうけてます。なんか警察的に許せんものを持ってたのか、無線で呼ばれた応援部隊が背中の兵庫県警の文字を躍らせながらやってきてお兄さんを取り囲みます。なんかものものしいかんじ。 せっかく生で外国来るのにこんな警備の波かフリーチベットと叫びたくて叫ばせてもらえなくてもみあってる人とか官製の歓迎横断幕しか見れないんじゃ、某国要人もつまんないだろうな〜。そういや前、天皇さんがヨーロッパ歴訪したとき、捕虜虐待経験者の人々が歓迎パレードの沿道で、背中向けて抗議したとか言うけどそういう「生の体験」って得がたいよね。きっと天皇さんにとっては人々の思いに触れたかけがえのない思い出になったことでしょう。今回の要人にはどういうのがいいかな。フリーチベットなんて芸もなく叫ぶんじゃなくて「熱烈歓迎!」って垂れ幕出して、注目引いといて時間差で「ちゃんとダライ・ラマとお話したらば」とか仮定法の前文節を出すとか?まあせっかく民主主義の国なんだからいろんな多層的な主張を見せてさしあげればいいのにな、とか、あとメッセージは相手に響く形で出さないといけないよ、こっちの自己満足じゃなくて、とか思いました。しかしとってもそんなに余裕のある現場ではなくて、私が思ってるほど、多層的な声の確保された民主主義の国ではないのかも、ココ、とも思ったりしました。 そういえばダライラマ畏るべし。って内田樹がいってたけど、たとえばアイヌにすごい指導者が生まれて人権の敵、として日本マジョリティ社会が構築されちゃったら、世界中の非難を受けるのかなとか、警官ともみあうゲンチャリのお兄さんを見ながらぼんやり考えました。つまり現在、私たちは中国を非難できるほど、マイノリティとの共存において成熟しているのか?現在人死にが出てないからいいのか?抵抗の余力を与えないほどアイヌに対しては人口規模的にも文化的にもあらかじめ壊滅させといたから許されてるのか。 ちなみに一線級の国際的NGOって今は叫ばないんだって。ICBL(対人地雷廃絶)キャンペーンのとき、国際舞台でNGOは過激で話相手にならないと思われないように「まくし立てない、大声出さない、時間をとってくれた政府関係者にはきちんと謝意を表し礼儀正しく接する」とかいろいろ行動ガイドラインが作成されたとききます。大声出したり、各国要人に失礼な態度とっちゃうのはたいてい素人さんですね。かえって交渉がうまく行かなくなるからさ。映画ナイロビの蜂のテッサとか「パロディか?」って思うほどICBLガイドラインを破りまくってましたけど、あの人はインターンどまりで給料もらえるスタッフにはなれませんな。 何が言いたいかというと重要なメッセージはターゲットとチャンネルをしっかり設定しないとちゃんと響かないよ、と、まあそういうことです。 えっとなんだっけ。そうそう、そんでバスが来て王寺に向かいました。龍田大橋の向こう側にもまだ警察さんはたくさん警備してました。この辺に居るのは「奈良県警」と背中に書いている人が多いような。法隆寺に近い花形持ち場は遠方から来た応援部隊に譲って、法隆寺から遠い暇で地味な持ち場を受け持ってんだな、地元部隊。幾重にも歓迎行事ご苦労さん、と思いました。 王寺に着くと町は平静で法隆寺の戒厳令下な様子が嘘のようでした。おKさんは目医者さんで目薬をもらいました。 ... フジノキ - 2008年05月04日(日) ... 明日香 2008 5月 - 2008年05月03日(土) ちょっと過去日記ですが、天気の良い憲法記念日の日、私どもは明日香村に参上いたしました、って結構毎年行ってますな。秋に彼岸花が咲いても行ってるので、年に2回は行ってるか?わりと嵌るとしつこい行楽地への訪れ方をする我が家です。 ハイ、鹿男でも何度か出てきた近鉄飛鳥駅前。ここで酔いつぶれた綾瀬はるかの藤原先生と玉木宏演じる小川先生は終電のがしちゃうんでしたね。しかし二人が急場をしのぐために訪れた民宿も、それから酔いつぶれるほど藤原先生が飲んだ居酒屋も飛鳥駅前でなくて、じつは奈良市の「ならまち」の中にあるのですよ。なんてちょっと地元民っぽくネタあかし。いや今日は鹿男ロケ地めぐりシリーズではありません。念のため。 で、わたしたちは駅からわりとすぐの高松塚地区の国営飛鳥公園に参ります。毎年ゴールデンウィークはここで「里山遊び」というイベントをやってます。とにかく無料でかなり楽しい遊びが出来るので、お薦めですわよ。 こんなかんじで3日間いろいろやってます。秋は秋分の日の頃、石舞台地区の公園でいろいろイベントするんですよ。そっちもお薦めです。 でまず何をしたかというと、こんな感じで古代衣装を着させてもらいます。大人服子供服そろってますので親子で仮装できます。マルコも黄色い古代服着てこの写真を写してます。飛鳥古代服、前は「チャングムの衣装みたい」と思ったけど、今はBS朝日で朝やってるらしい「ソドンヨの衣装みたい〜」と韓国文化への造詣が韓ドラ通して深まってます。ソドンヨ、春休みに実家帰ったとき、実家父母が熱視聴してたので3回だけ見ました。すごい面白そうでした。監督も脚本もチャングムと同じ人で舞台は聖徳太子なんかが日本で生きてた時代の百済&新羅なのですわ。あ〜観たい。でもここで韓ドラ廃人になってはいけないので老後まで我慢ですわ。老後が待ちきれない。 他の家族もどんどん古代装束してます。私どもの家族の写真は割とよくとれたので「見本として飾らせて」と持っていかれてしまいました。一体どこに飾られているのか。もし誰か見つけたら笑って。 次は竹筒を二つ重ねて紙鉄砲つくり。竹筒の先に濡れた新聞紙丸めた弾を詰めて、反対側からもう1つ濡れた新聞紙弾を詰め込んで、最初の竹筒より一回り細い竹筒で勢いよく押し込むと間の空気に押されて先っぽの新聞紙弾が「ぽん!」というキュートな音とともに飛び出すのですわ。竹筒の製作からボランティアさんが教えてくれて取り組みます。 おKさん、こう言う遊び大好き少女。もうその場から動きません。 その間に1号さんは万葉カルタコーナーへ。こちらでは万葉集の中から50首の和歌を選んでカルタにしたんだそうです。百人一首よりさらに難解で、上の句だけで取れる歌なんてほとんどありません。天武天皇の歌なんて、「淑(よ)き人の良しとよく見て好(よ)しと言ひし吉野よく見よ良き人よく見」てな感じであんた何いってんの?って歌です。でも天武天皇の元カノ、額田女王はさすがに「あかねさす紫野行き標野行き野守りがみずや君がそで振る」なんてわかりやすい歌読んでます。1号さんはここで水色のT シャツの少年とクロのチェックのシャツの少年と3人でカルタ。手元の取ったカードを見てください。だてに百人一首で鍛えていません。ぶっちぎりで勝利してます。ちなみにこのブースは万葉文化館の主宰で読んでくれてるのは学芸員のお姉さん。 午後1時より、巨大万葉カルタ大会が始まります。1号さんも奮闘しましたが惜しくも2位でした。 あんまりこのカルタ面白そうだったので購入しちゃいました。読み札にいちいちその歌にちなんだ日本画が添えられていて、それも美しいです。万葉集の中から選ばれた五十首、百人一首よりさらに恋の炎の燃え盛る歌が多いような。古代人熱いぜ。斑鳩も出てくるし、筑波峰も出てくるしご当地ソング満載です。防人の歌や東歌もたくさんあって、そういうのは詠み人知らずなんですが、古代人、教養高かったのね〜 あんまり暑いんで、同じ敷地内にある国営飛鳥公園館に退避。 ここにはなんと鹿男ロケ地案内が! やっぱ鹿男ロケ地紀行にしようか? いやいやでも今日はいちご狩りの予約が2時から入ってるのでした。すごい美味さです。1パック1000円規模のいちごがじゃらんじゃらんなってます。食って食って食いまくります。我が家は今年ほとんどいちご購入しなかったんですわ。いちご農家のママ友がおすそ分けはしてくれたけど。1年分のいちごへのパッションをここで解消する私ども。 で、まあ今日はどうしようか?前も行ったけど橘寺でも行くか?と二面石で有名な橘寺へ参ります。 そしたらなんと!今日は「お菓子の日(橘の日)」ってことでお供物のお下がりのオレンジを参拝者全員に配ってました。十一代垂仁天皇のとき天皇の命で不老不死の薬を求めてトヨコノ国(中国雲南省)に旅した田道間守が10年の歳月をかけて持ち帰った「トキジクノカグノコノミ」がみかんになったそう、そんでここは橘寺なんだって。あとこのとき黒砂糖も持ち帰って彼はみかんと薬とお菓子の祖神になったんだって。ふ〜ん。 その後、橘寺内の往生院(お写経道場)へいきます。ここの天井は著名な日本画家260人が花にちなんだ日本画を奉納してくれていて天井がすべて美しい日本画で彩られています。 外は暑くみんな疲れていました。畳空間のお写経道場には5月の風がそよそよと入ってきて涼しくていい気持ち。そしてここには天井の日本画を見るという口実があります。私たちが入る前は誰も寝てなんか居なかったんですが、あめでおさんが最初にごろんと横になり「こうすると絵がきれいに見えるで」と子どもに呼びかけると他の参拝者もごろんごろんと横になり、ほとんどダイイン状態。あとからこのお写経道場に入ってきた人はみんなが寝てるんでぎょっとしながらも、郷に入っては郷に従えと、おずおずとゴロンと横になります。 ごろんと横になるブームを作ったあめでおさんは「これがニーズ発掘ということか」と渋くつぶやくと子ども達と心行くまでごろごろしてました。 ... ジェンダー3題�K睨,砲�けられて―女は移植可能な花ではない(ネタばれ注意) - 2008年05月01日(木) 「魔法にかけられて」という映画を見に行った。ディズニーのプリンセス物語のセルフ・パロディとでも言うべき作品で、ディズニーはどこまで自分を笑えるのか、挑戦した映画だ。なんだか子どもがどうしても見たいというので、あめでおさんの居ない休日、手持ち無沙汰だったんで、近所のシネコンに2児を連れて参上したわけだ。 ちょっとこれはかなりネタバレな話になるので、もし今後この映画を見てみようという気のあるヒトは本日の日記は読まないことをお勧めする。 (以下ネタばれ注意) で、ディズニープリンセスといえば白雪姫以来、女は寝て待ってりゃ、かっこいい王子がキスして起こしてくれて問題解決してくれる、という世界観がジェンダーバイアスを構築している、ってな感じで批判されてきた。こういう批判にはディズニーも感じるところがあるんだろう。ムーランとかシンデレラ2とかそれなりにヒロインの奮闘を描く作品も作っている。まあ男支配の大構造自体はあんまり変わらないんだけどさ(シンデレラ2のシンデレラの奮闘は王子の愛に支えられて初めて可能なんだしさ)。 今回のプリンセスはアニメのおとぎの国から現実(実写)のニューヨークにやってきて、現実の離婚(調停専門の)弁護士さんと出会い自らも現実的に「成長」し、現実世界に夢を与えながら影響を及ぼす、という役どころだ。後に恋人となる離婚弁護士は前妻との間に生まれた娘を養育しながら現実的価値観で選んだ現在の恋人(自立したキャリアウーマン)と結婚を準備している最中だ。またプリンセスをおっておとぎの国からやってきた過剰に王子キャラで完全に現実から浮いてる王子もプリンセスを求めて無意味な空回りを重ねる。 そして最終的には王子の母の悪い魔女とプリンセスは対決するんだが、この対決シーンではドラゴンになった悪い魔女に離婚弁護士がさらわれ、プリンセスは剣を引っつかみ、離婚弁護士を取り戻そうとドラゴンに対峙する。最終的にプリンセスはドラゴンをやっつけ、ドラゴンのこぶしから取り落とされた離婚弁護士をプリンセスは受け止めて二人は愛を誓う。まあこのラストの対決シーンではディズニーの制作側の「見てみて、ジェンダーに配慮してるでしょ」って目配せがちらちら感じられ「はいはい、わかりましたよ、配慮しました、えらいえらい」とマルコもぱちぱちと拍手をして差し上げたい。 しかし問題はこれからだ。プリンセスは離婚弁護士と結婚して、現実世界で幸せに暮らし(彼女は服飾の才能があるのでそっち方向のビジネスを起こすのかな?という描写もあった)、取り残された離婚弁護士のキャリアウーマンな婚約者と過剰な王子様はなぜか恋に落ちて、二人はおとぎの国に行って結婚式を挙げる。この後者のカップルに関してはキャリア女性だってメルヘンを求めて癒されたいんだ、的解釈に妙にうなづきたくなる。で、ラストシーン、アニメキャラになったキャリアウーマンの携帯電話がなる。「アラここ圏内だったのね」とキャリアウーマンは携帯のアンテナが立ってることを確認してから、携帯を投げ捨てる。携帯は岩にぶつかって壊れる。それがラストシーン。 このラストにマルコは「ディズニーのおやじども、貴様らやっぱりなんにもわかってねえな。それとも確信犯か」と低くつぶやく。 1号さんが「どうしてせっかく携帯が通じてたのに、捨てちゃうのかな?電波が通じるんだったら昔の友達や家族とも電話できるし、メールのやり取りが出来れば仕事も一部は続けられるんじゃないの?」と疑問を呈される。 そう、そこだ。問題は。 ディズニーの一貫したテーマ、それは「女は男の愛があれば、それで幸せ」なのだ。あの、おとぎの国でもいまいち役に立ってなかったおばかで過剰な王子さえ、それまでの環境をまったく手放さず、女にだけ自分との愛以外のすべてを捨てさせる。離婚弁護士の元で幸せに暮らすプリンセスもその新しい世界での愛という幸せにのみ満たされておとぎの国に残してきたであろう係累を一顧だにしない。対して離婚弁護士も過剰な王子もそれまでの地位も、仕事も、前妻との娘も友達も親戚も何一つ失わない。 この「女は男の愛があればOK」的激しい刷り込み。 それは、まったく男社会の欺瞞に満ちた少女へのすり込みだ。男が愛以外の幸せを手放したくないように、女だって愛だけがすべてでは決してない。愛以外の何も持たずに与えられた新しい環境で1から愛以外のすべてを構築しようとしたら、男の一歩も二歩も後ろを歩くのは当然の現象だ。世界には「男へのアファーマティブアクション」こそが見えないようにいっぱい仕掛けられている。 「魔法にかけられて」を観て楽しんだすべての少女よ、目を覚ませ、アレは罠だ。 ...
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