赤睫毛
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愛されていますように。
いつも いつも いつも いつも いつも いつも それでもあたしを責めますか? それでもあたしが悪いですか? それでもどうして好きだと言えるのですか?
あなたは後ろめたいことがあると優しくなる。 もう嘘をつかないでください。
やり場のないこの思いを どこへ だれに 向けろと言うの。
離 れ る 他 な い の で す か ?
誰かわたしに教えてください。 どうしたらこの不安は取り除くことができるのですか。
事実。 あなたが好きです。
真実。 あなたを信じられない時があります。
何人好きな子がいますか? 何人彼女がいますか? 土曜日は本当に出勤ですか? 隣に居る人は誰ですか?
あたしだけじゃ不満なら もう何も与えないでください。
あたしはいつか あなたの元から去るでしょう。 あたしだけを見てくれないあなたより あたしだけを見てくれる誰かに 必ず心引かれることでしょう。 あの夏から今まで 付き合っていた けれど いつもあたしの片思いでした。 こんなにも苦しいのなら 離れてしまった方が楽になれるだろうと 日々思うのです。 あなたはあたしを失う代わりに 自由を手にすることができる。 あたしはあなたを失う代わりに 平和な日常を手にすることができる。 けれど あたしはあなたを忘れられるかしら。
お願いだから嘘をつかないで。
あたしはあなたがすきです。
どうお考えですか? 何もかもわたしが悪いですか? わたしだけが変わらなくてはいけないのですか? わたしにあんな考えが生まれるのはご自分のせいだと思いませんか? 何もかもわたしに求めないで下さい。 あなたはわたしとの未来が見えると言うけれど わたしにそれに見えないのは何故でしょうか。 あなたは幸せですか? わたしは幸せですか?
考えると よくない部分とか どうしようもない部分とか そういうものが見えてきた気がする。
何もかもが限界かもしれない。
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