赤睫毛
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君とまた720時間離れるとき
私は崩れそうになる。
君の香と
君が私に触れる感覚だけが今も残る。
私の居場所が君の隣であるように
君の居場所が私の隣でありますように。
私が君の
君が私の
最後の恋人となりますように。
私の不恰好な中身は
私の電気信号は
真実すらも嘘に見えてしまうらしい。
ありとあらゆる可能性を疑う
嘘などひとつもなくても
君の言っていることが全て本気でも
嘘など求めているはずなどないのに
ただ君に愛されたいと願うだけなのに
私の不恰好な中身は
それでも
君の真実を「嘘」だと言うのだ。
私の電気信号は疑うことを止めない
見えないことを
聞こえないことを
知らないことを
電気信号は疑う
不恰好な私はどんどん醜くなる。