赤睫毛
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今日の彼が傷つかなくても
明日の彼は傷つくかもしれない。
今日の私は我慢できても
明日の私は欲望に負けているかもしれない。
謀
それはとても曖昧なもの。
でもとても狡猾で醜怪なもの。
2015年07月16日(木) |
花は折りたし梢は高し。 |
遠い
遠い
いつかは来ない。
諦めるまでもなく
抱くことすら許されず。
他人のせいにして道を進む。
ここに家はあるけれど
ここに温もりはあるけれど
私はここから動けない。
動き方を忘れてしまった。
雨だからかな。
幸せなはずなんだ。
雨はすきなんだ。
自分に酔えるから。
なにもない。
本当に幸せなんだ。
15年前の私の言葉はあまりに素直だ。
不平不満も意思意欲も飲み込むことこそが正義だ。と
そんな大人になった私を、15年前の私はバカにするだろうか。
恋と学校だけが全てだった。
長い時間を過ごした彼氏よりも
青いリュックを背負った片思いの彼は今でも眩しい。
6年付き合った彼氏よりも
片思いの彼のほうが顔を鮮明に思い出せる。
高校時代というのはそんなにも美しい物だったんだと
15年経ってようやく分かった。
素直すぎる言葉と幼稚な駄文は
消してしまいたい程に恥ずかしいけれど
それでも一生懸命に毎日を過ごした15年前の私のために残しておこう。