クラスで日本食を食べに行った。町のダウンタウン(中心地)にあるレストランに行った。そこは中国料理、マレーシア料理と日本料理を扱っているので、純日本レストランではない。ちょっと心配だったが、選択肢がない。
一人休んだので11人の団体である。注文もそれぞれでマレーシア料理+寿司とか、てんぷらとかである。 注文が終わった後に、「いただきます」「ごちそうさま」などの説明をしたり、お箸の持ち方を見せたりした。説明が載っているウエブサイトから印刷して渡した。
さて、注文したものがきた。お箸を使うのが初めてという生徒もいて、悪戦苦闘をしている。そういう生徒の持ち方は決まってお箸を先のほうで持ったり、お箸がクロスしたりしている。なかなか上手くいかないものである。手が筋肉痛になるだろう。クラスには韓国の女の子が2人いるが、その子たちはもちろん完璧である。 てんぷらを注文したドイツ人生徒はてんぷらを手で食べている。これを通というべきか、フライドポテト感覚で食べているというべきか、どう理解していいのだろう。 おすしでタコを注文した生徒もなかなかの冒険者である。タコのようにずっとかんでないといけない食べものはchewyという。 生徒達にとって、日本食はやはり全く違う食べ物なんだろうと思う。
お昼過ぎにはネジャーティが学校に行ったので、梨奈とうちでゆっくりしていた。夕方前にネジャーティが学校から帰ってきて、外出しようというので、隣の隣の町StrathamでStratham Fairがあるから行きたいと言ってみた。出かける用意をしていたら、近所に住む人が、そのお祭りがあるから言ってみたら、と言ってくれた。
ネジャーティが今住む町に来て5年半、私は3年経つが、その町のお祭りは全然知らなかった。なぜ今年は知っているかというと、サマースクールに行く途中にあるその町でお祭りのお知らせを見たからである。2週間ぐらい前から道にある電光掲示板でもお知らせが出ていたのである。
近所の人がもって来てくれたチラシを見ると入場料6ドルとある。入場料を取るだけの見所があるのかなあと思っていたが、行ってみることにした。
駐車場に車を置いてから、わき道があって人が歩いていたので、その方向に歩いていった。会場に着いたのだが、「入場料どこで払うの?」。 夕方だからもう入場料は取らないのかなあと思いながら、会場内を歩いていった。突き当たったところにブースがあって、人がお金を払っている。私たちはどうも裏から入っていったらしい。
結構ぐるぐる回る乗り物があったりする。そんなのには乗れない。もう少し小さい子供用の遊戯があるはずだからと歩いていくと、あった、あった。それようのチケットを買って、乗り物に乗ったりした。梨奈をつれて遊園地のようなところにいったのは初めてで、前までは連れていってもらってた自分が、今度は連れて行く番になったのかぁ、と嬉しいような恥ずかしいような気分である。最近は梨奈の手を引いて歩くことができるので、ネジャーティと手を引きながら、梨奈とこういうことができるようになったのか、とちょっと感動した。
乗り物のほかに、動物コーナーもあって、地元の人が飼っている牛やヤギの小屋があった。ヤギ小屋には子供のヤギもいた。
肌寒くなってきて、そろそろ帰ろうかというとき、誰かがポンポンとたたいてきた。振り返ると、ナタリーさんだ。ナタリーさんはUNHでIndependence Studyとして日本語の授業を取って、ハワイの大学に転入して行った。夏休みということでこっちに戻ってきたらしい。秋からはスカラーシップが出る短大に転入して、3年からは関西の大学に行くらしい。そしたら、関西で会えるね、と話した。 ナタリーさんは友達といたが、地元で生まれ育った女の子で、お祭りでは知り合いばかりに会うので、ナタリーさんは誰も知らないので、つまらない、と言っていたところだったらしい。やはり小さい町、皆が皆を知っているコミュニティーらしい。そして、先週サマースクールのある町でお祭りがあった時、その友達は私たちを見かけたらしい。
8時から花火もあったが、花火を水に、少し早めに切り上げて帰ってきた。
午前中の授業の後、一休みした。一週間の疲れがどっと出る日である。
6時からTさんのお別れ会がある。5時になってからポテトサラダの準備をはじめた。ネジャーティが積極的にジャガイモの皮をむいてくれたのだが、ジャガイモがボールに山盛りになっていた。時間的にはぎりぎりにできあがって、ほかほかのポテトサラダになってしまった。
Tさん家族はご主人が客員教授で去年の10月に来られて、期間が7月いっぱいということで、31日に日本に帰られる。そういうわけで、ここにいる日本人で集まってパーティーを開いた。 いつも同じところでパーティーを開くものの、新しい顔ぶれもあったりして、賑やかなパーティーとなった。持ち寄りなので、いろんな種類の食べ物が食べられるというのも持ち寄りのいいところだと思う。
梨奈も知っている人ばかりなので、あまり人見知りしないし、前回より手が離れて、この時とばかり、私は羽を伸ばしている。
今度はBBQをしましょうという提案がでていたり、また集まる機会を楽しみにしている。
サマースクールの行き帰りの風景。
夏の季節の午前中は好きだ。暑くなければとてもさわやかである。
サマースクールがある町までに2つ町を越えなければならない。といっても小さな町である。隣の町に入るか入らないかのところに、牧場がある。牧場には何頭も牛がいる。牛の模様は斑点ではなく、基本的に黒で、お腹と背中の周りが白い。まるで白い腹巻をしているようである。
隣町の小さい小さいダウンタウン(中心地)を抜けてしばらくいくと川があって、そこがまた向こうの隣町の境界線である。今は新しい橋を作る工事をしていて、先週までは手前の道路を舗装していて、日によって道路のどの部分を走るかが違っていた。舗装は終わって、今度は川の向こう側の道路を舗装している最中である。新しい橋は半分かかっていて、残りの半分はいつ架かるのかは知らない。
橋を越えて走っていくと、坂があって、右側によく車が入っていく。いつもは気にとめていなかったが、何があるのだろうと見ると、ゴルフのカントリークラブだった。そういえば、芝生が広がっているなあと思っていた。
ここは本当に田舎なので、町の中心地から中心地まで牧場や芝生が広がっていたりする。サマースクールは後半に入ったが、まだ少しの間この景色を楽しむことになる。
雨が降って涼しくなった。
今週は日本文化について生徒がクラスで発表することになっていて、今日は生け花&茶道、ライフスタイルについてだった。 生け花&茶道の担当の生徒は私が知っている以上に(というか私が無知なだけだが)、いろいろ調べてきて、図書館で見つけた本から生徒の分までコピーをしてくれていた。途中でお金がなくなったから、人数分ないんだけど、と言っていたのだ。生徒へ渡すコピーがあれば学校でできるから、言ってきてね、と言ってたのだが、とにかくとても気の毒である。
抹茶の粉と羊羹を持っていったのだが、お湯が手に入らず、抹茶は別の機会にということになった。それで、日本食を食べようということになって、町のダウンタウンにある日本食レストランに行く予定を立てている。
ライフスタイルについては、生徒の発表後、去年撮った家のビデオを持っていって見せた。玄関や座敷、床の間、障子といった日本独特のものはやはり見て理解する方が一番早いと思う。
今日のクラスはほとんど発表に使ってしまったが、とても盛り上がった。 お昼ご飯を食べにダイニングホールに向かった。お昼を食べててしばらくすると、テーブルに生徒がグループで来た。話をすると、みんなタイの生徒で、マサチューセッツにある、大学に入るための予備校みたいな学校に行っているらしい。今日は1日、この学校の見学に来たらしい(といってもここは高校なのだが)。 とても活発的にしゃべってくる生徒や、おとなしい生徒もいて、そういう点では日本の生徒とあまり変わらない。それでもおしゃべりがとても楽しかった。
生徒と別れた後、町のファーマーのマーケットに行った。週に1回やってるようで、葉のついたニンジン、さやえんどうとサニーレタスを4ドル分買った。 夕食にサニーレタスを食べたが、洗っている時でもパリッとしているので新鮮さがわかる。また野菜の苦味を感じた。いつも食べてるのは新鮮じゃないのかな?
昼過ぎにWICプログラムの予約があったので、ローチェスターまで梨奈と行った。WICプログラムは低所得者が対象で、妊産婦、子供に乳製品やシリアルが1月に決まった量がもらえる。品目が書かれた紙を所定の店に持っていって、そこでもらるのである。 いつもは隣の市のオフィスに行くのだが、そこでの日程が合わず、ローチェスターに行った。
そこで何だかんだ1時間ぐらい費やして、帰りにクリニックに寄って、梨奈の健診の予約を入れた。
銀行の外にあるデジタル温度計を見ると、36度。今週はとても暑い。雨が降って涼しくなる予報が出ていたのになあ。
ダンキンドーナツに寄って休憩した。ダンキンドーナツは地元のおっちゃん達の溜まり場になっているらしく、仕事が終わったおっちゃんたちが入れ替わり立ち代り入ってきて、おしゃべりをしている。おっちゃんたちは会社づとめではなく、自分達で仕事を持っているという風合いである。おっちゃん、という言葉が似合う人たちなのである。梨奈は怖がる様子もなく、愛想を振り回していて、おっちゃんたちも歌を歌ってくれたり、話し掛けてくれたりと、とてもフレンドリー。
おっちゃん同士の会話もとてもシンプルでわかりやすい。お年よりの英語も簡単な単語が多いのでわかりやすい。それは日本でも同じである。
★お祭り 学校がある町で、今日と明日とお祭りがあるらしい。その名も「Revolutionary War Festival」。知らないお祭りだったので、どんなんだろう、とただ思っていただけである。 午前中のクラスで、笛の音が聞こえてきた。こんな日にクラスがあるなんて、と言ってみたが、夕方まで続くので、時間的にはまだある。夜には花火もあるらしい。 そんなわけで、お昼ごはんを食べた後、一旦帰って、ネジャーティと梨奈と学校がある町に戻った。 独立戦争の当時の衣装を着た人たちのマーチの曲を演奏したり、その当時の生活ぶりを披露したり、戦いのデモンストレーションがあったり、と小さい町で賑わった。
今日も割と涼しい日だったが、やはり疲れて。帰宅後3人とも夕寝をした。
★奮闘 買い物をして帰ったが、久しぶりに魚を買って食べることにした。 それはよかったのだが、魚を焼いている間、換気扇を回して、焼き終わって換気扇を閉めた時のこと。蚊が何匹も入ってきているのに気がついた。外にすぐ木があるからか、蚊がうろうろしているらしい。それで換気扇を回している間、外に開くカバーの下にいるのか、カバーを閉めると、カバーの下にいるであろう蚊が入ってくる、と推測した。
それで、魚を焼いたフライパンにうろうろ飛んでいる。魚はお皿に移していたが、お皿には来なかった。しかし、そのうちに食べている私たちにも飛んできた。飛んでいる蚊を一匹ずつ殺していくうちに10匹は殺していることに気がついた。ブーンと音を出さない蚊だったので、いつのまにか蚊にかまれていた。 母に言うと、「音を出さない蚊もいるのよ。音を出す蚊か音を出さない蚊かどっちかやけど」(そりゃ、どっちかしかおらんわなあ、と大笑い)。 梨奈の頭にも2匹うろうろしていて、髪の毛に止まったので、バシッとやったら梨奈が「お〜」と少し痛かったみたい(ごめんね)。そして最終戦。2匹を殺したら、鮮血が。「誰のやろう?」 ネジャーティも私も2ヶ所ぐらいかまれていた。こんな時に限って○ナコーワが。梨奈がどこかに隠したまま出てきてない。 蚊との戦いの後は、勝利の宴。スイカとイチゴをほおばった。
今日はかんかん照りだ。晴れ渡っているが、それでも涼しい。しかし、車の中は暑い。クーラーのガスがどうしても漏れるようで、窓を開けて走っている。クーラーが最大の目的でこの車を買ったのに、意味ないやん!!
サマースクールのお給料が出た。5週間のサマースクールでは今日と、最後の日とお給料がもらえることになっている。学校はだいたい、2週間ずつお給料がでている。お給料はチェックでもらっている。 税金が引かれているにせよ、梨奈の託児所に半分近く払っているにせよ、お給料が出ているのはうれしいものだ。
学校が終わってから、エモッシュの出産祝いにあげるものを買いに行った。ベビーシャワーという出産前にお祝いする習慣がアメリカにはあるが、そのパーティーには行かなかったのと、前もって贈らなかったので、今になってしまった。
昨日の千客万来の後、どうも疲れが出たようだ。肩の辺や腕の辺が痛くてネジャーティにマッサージを頼んだ。そういえばここ最近のどの調子がおかしくて風邪薬を飲んでいて、何とかもっているようなものだった。でも夜シャワーを浴びてから何となく寒気がしたりしていて、寝つきも悪かった。どうも本格的に体調を崩したらしい。そして何となく熱っぽかった。
今日は微熱といったところで(体温計が行方不明中)、学校に行く気力は残っていたので、行くことにした。 クラスでも体調が悪いしあまり声が出ないのですみませんということで、何とか終えた。今日の午後からは、今までサマースクールのDeanだった人のお祝いのパーティーがあるのだったが、それに出るまで体力は残っていなくて、お昼を食べた後、すぐにアパートに戻って横になっていた。ネジャーティに梨奈のお迎えを頼んでいた。
頭が痛くてどうも睡眠に入れない状態だったが、ちょっとうとうととして少しねたら、熱が下がったらしい。その後は楽になった。
週末に梨奈が微熱を出したが、私も環境が変わり、知恵熱が出たか!?(何歳やねんって)
9時に社長さんが手紙の日本語訳を取りにいらっしゃるということで待っていた。雨が降ってきたので、少し申し訳ないような気がした。といっても梨奈がいるので、やはり身動きがあまり取れない。
台所の窓から駐車場が見えるので見ていたが、9時になっても社長さんのシルバーのBMWを見かけなかったので、おかしいなあと思っていたら、ドアをたたく音がした。どうも違うところに車を置いていたらしい。 ネジャーティもいたので、挨拶をして、手紙を渡した。「請求書は入っていますか?」といわれたので、「いや、また後で送ります」といったが、今回はお金は要らないと思っていたぐらい短い手紙だったし、請求書は送らないつもりである。ネジャーティも同意見だった。 雨の中を歩いていく社長さんの姿を見送った。
お昼近くには日本人のIさんからお電話があったり、昨日ちょっと話したトルコ人のエモッシュから電話があったりした。エモッシュは13日が予定日だったのが、9日に早まり、しかも陣痛の最後の方で急遽帝王切開になり、5日間の入院を余儀なくされたらしい。中で出血したといっていて、赤ちゃんは無事でもエモッシュが大変だったようだ。とりあえず、母子無事でよかった。
またお昼近くに日本人のCさんから電話があって、うちでお昼ごはんをたべることになった。Cさんは2月に日本食レストランで偶然会って以来会っていなかった。そのころ梨奈はまだ歩いてなかったので、梨奈の成長に驚いていたようだった。
オフの今日は千客万来になった。
今日は11時半からのクラスなので、朝、すこしゆっくりしていた。すると、ドアをたたく音が。誰だろう?と窓の覗き穴から見ると、ビジネスマン風の初老の人が立っていた。とりあえず、ドアを開けると、いつも私に翻訳を頼む工場の社長さんだった。 電話をかけていただいたようなのであるが、通じなかったようで(寝てたのかな?)、社長直々に翻訳を頼みにいらっしゃったようだ。というのも、実は私信で、日本にある親会社の社長へのお見舞いの手紙だったのである。
いつできますか、との社長さんの言葉に「今日か、明日、、」と言いかけたら、「今日できたら取りに来ますから工場に電話してください」ということで、結局今日中に仕上げることになった。
学校を終えて、帰ってきてからパソコンに向かって打ち始めたのだが、どうしてもある一文が日本語にならない。お見舞い文にはおかしい文なのである。そのうち文に悩んで、何とか終えて、ネジャーティに印刷してもらって、工場に電話したら、社長さんはもう帰ったようだった。
それならば、と自宅に電話したら、まだついてなかったようだった。もう一度かけたら、ちょうど帰宅されたようで、できたことを話して、明日お渡しすることになった。
昨日の午後あたりから、梨奈の頭や手足の先がほてってる。ちょっと微熱がありそうだ。体温計が見当たらなくて測ることができない。今日はほとんどないようで、昼寝をした後は下がったようだ。本人は結構けろっとしていて、部屋をうろうろしている。 先週から託児所にも行き始めたし、新しい環境に慣れるのにたいへんなのかな。ちょっとした知恵熱だろう、とは母の弁。
クラスで時代劇を見ることにした。私が選んだのは「水戸黄門」。人が殺されなくて一番無難なものである。 アメリカのテレビのクラシック映画専門のチャンネルで、黒沢映画がよく流れる。正直、黒沢映画は日本で見たことがなかった。白黒だが、おもしろい。また「子連れ狼」も流れていたりする。そういうわけで、アメリカ人の生徒も、「子連れ狼」を見たことがありますか?と聞いてきた。
さて、登場人物を紹介した。ご隠居、助さん、格さん、八兵衛、忍者のお銀、柘植の飛猿の旅の一行である。忍者という言葉はアメリカでも知られているが、歴史上、忍者とは何かあまり知られていない。要するにスパイである。だから、派手な衣装も着ずに、行商人の格好をしたり、スパイとわからない格好をしている。派手な衣装ではすぐに忍者とばれてしまう。 そうした説明のあと、話の流れを加えながら見ていった。髪型が身分によって違うと指摘した生徒もいたし、意味はわからなくても笑うところはしっかり笑ってたし、まずまずである。途中で時間が来たので、続きは月曜日である。
夕方テニスをしに、アパートから2キロぐらいのところにある町の公園に行った。この公園はテニスコートと野球かソフトボールのちょっとした試合ならできるフィールドとかがある。特にコートを借りるというわけではないので、先に行ったもの勝ちである。
着いた時にはテニスコートは誰も使ってなかったので、使いたい放題である。梨奈もコートを歩きまわったりして遊んでいる。
テニスは3年ぶりである。ニューハンプシャーにきた当初はネジャーティと大学のテニスコートでよくテニスをしていた。おととしは梨奈がお腹の中にいたのでできずじまい。去年は梨奈をつれてテニスをするには梨奈が小さすぎたので、ネジャーティが近所のトルコ人と一緒にテニスをしていた。それにまだまだ体力が戻っていなかったので、私は梨奈とお留守番。そして今年である。
久しぶりに体を動かしたので、体がほぐれた気がした。要するに運動不足だったのだ。健康でいるためには体を動かすことも大切だなあと思った日だった。 問題は筋肉痛がいつ出てくるかだ。忘れたころにやってきたりして。
2001年07月12日(木) |
昼ごはん+アイスクリーム |
学校にて 今日の練習におじぎの仕方を入れてみました。このおじぎと習った表現を使って、ロールプレーの練習をすることにしようっと。
学校のことばかりじゃつまらない、というわけで、今日は食べものの話。
その1 お昼ご飯はダイニングホールで食べていて、カフェテリア式だから、トレイとお皿を取って、すきなおかずを取っていくというもの。生徒用と先生用、コーチ用とわかれている。 今日行ったときには生徒のところにはずらーっと列ができていて、わたしは先生用のコーナーに行って、食べ物を取っていた。あんまり種類がないなあと思っていた。 飲み物は生徒用のところにあるので、飲み物を取りに行った時に何の気なしに生徒の食べ物を見ていたら、先生用より種類が多い。今度はランチタイムが始まったらすぐに生徒のところに並ぼうかな。
食べている時に左にいたのは韓国の女の子達、右側は台湾の女の子達。台湾の子に名前と年を聞かれた。名前は言ったが、う〜ん、年を言おうかどうしようか。言ったらびっくりするだろうから、ここで日本語を教えているんです、とだけ言っておいた。へたしたら、倍ほど違うんだもん、、、。友人に言われたとおり、やはり生徒に見られてるのかもしれない。しかも化粧している生徒(注:最低限の薄化粧)。 若く見えるといえば聞こえはいいが、悪く言えば幼いってことや。うぅっ。
その2 何日か前、ネジャーティがアイスクリームをカルアミルクについてきたグラスに入れて食べていた。あれ?自分だけおいしそうに食べている、とちょっと羨ましかった。以前は2つあったグラスだが、1つは割れてしまったので、残るは1つ。アイスクリームを入れるとミニパフェになっていた。 それで、昨日かおとといにカルアミルクにアイスクリームとグレープ(種無し+皮も食べられる)、プラムにコーンフレークを入れて、ネジャーティに渡したら、みんなで食べようといって、各人小さいスプーンで突っつきあうことになった。梨奈もマイスプーンをもってアイスクリームを突っついて遊んでいる。 買ってきたプラムはあまり人気がないので、グレープとコーンフレークだけとなった。コーンフレークとの組み合わせはネジャーティにとって意外なおいしさだったらしい。 今度みんなで神戸に行ったときは、でっかいパフェをつっついて食べてみたい。
20キロの道を走ってサマースクールに行っている。
今日は私が梨奈を託児所に連れて行った。託児所のロッカーに梨奈のものを置いて、そっと外に出たので、梨奈はまだ私がロッカーの方にいると思い、うろうろしている様子が見えた。そのうち泣かないかなぁと心配したが、私もクラスが始まるので、車を出した。
新しく2人の生徒がクラスに登録したので合計11人だ。大きなハークネステーブルも私を入れて12人が座ればいっぱいだ。
簡単な日本語ほど説明するのが難しい。なまじっか母国語として日本語を使っているだけに、どこまで言っていいのやら迷うのである。余計なことまで言ってしまいがちである。初めての生徒には余分な説明なので、かえって本に書いてあることだけを言っておいた方がいいのかもしれない。生徒が混乱するだけである(説明する側が混乱しているのかも、、)。
例えば教科書で、 「私はバードです」という文を習った後で、「日本人です」という文を習う。そうすると、なぜ「日本人です」に「私は」がついていないのか、と疑問に思うだろう。クラスで使っている教科書はカラーで楽しい絵がついているのが特徴で、文法の説明はしていない。話す練習が主である。ごちゃごちゃ説明するよりも、書いてあるとおりに話す練習をしたほうがいいのかなと思ったのである。
今日のアクティビティーは、あらかじめ用意しておいた生徒の名前のカードを無作為に生徒に渡して、カードに書いてある名前の生徒を探すというものだ。「〜さん(くん)ですか?」の質問に「はい」「いいえ」で答えていくのである。あっという間に終わってしまったが、カタカナで書かれた名前をあとでカタカナ表を見て確認してもらうことにした。
今日のところは試行錯誤で、反省するところもあり、明日への課題となった。
ダイニングホールでお昼ご飯を済ませ(特に払っていないのがうれしいところ)、ショッピングモールへ。昼間だからかセール時なのか、案外車が多くてびっくりした。
買い物の後、託児所へ。梨奈は1歳未満の赤ちゃんに話し掛けていた。今日は、砂や粘土で遊んだり、みんなで本を読んだりしたらしい。昼間に眠くて、ずっと抱っこしてもらって、なかなか離れなかったそうだ。
今週は梨奈も私も少し離れているので、煮詰まった生活ではないが、いつもと違うパターンの生活に少し疲れている。食後は梨奈とネジャーティが横になっている。私は目がしょぼしょぼだ。
梨奈も私も休息日である。
今日から3日間、アパートの水をきれいにするためか、朝8時から昼3時まで水が止まると書いてある紙が来たので、昨日から水をためていた。
昨日の夜も梨奈は活発だったので、朝起きるのが遅かった。水は止まったかな?と思ったら出ている。ネジャーティも私もシャワーを浴びたが、一向に止まる予定はない。結局3時を回り、今日のところは無事終了。何もなかった。
昨日の夜、局地的に大雨が降って、雷もなったりして、あたりは水浸しになっていた。おそらく排水を考慮して、今日は行われなかったのかも。
最近はよく、通り雨や局地的な雨があったりして、涼しくなってくれるのでありがたい。
ネジャーティが寝ていてコンピューターが空いているので、今のうちに使おうっと。へっ、へっ。
昨日は梨奈が寝てくれず、しかし私は疲れていたので先に寝た。しかし、梨奈に起こされ、今日は早起きというので、ちょっと疲れ気味である。
そんなことは言ってられず、初日だからと張り切る。朝、全校集会があって、先生は参加してほしいということだったので行ってみた。聞いてるだけだった。 授業まで時間があるので、2時間のところに置いてた車を動かし(といっても2時間のところはお金はとられないが)、特に駐車禁止になっていない道に止める。木陰になっているところに置く。
そこからダイニングホールに近いので、授業の後、お昼ごはんを食べたら、すぐ帰れる状態である。授業の建物までも5分とはかからないところなので、いい場所を見つけた。
授業が始まるまでコピーをしたり、準備をしたりして、時間を過ごしていた。生徒の中には1時間早くきた生徒もいて、こちらも何を話していいか困っていた。
クラスは結局9人(聴講1人含む)という少人数だ。9人のうち1人はドイツから、2人は韓国から、あとはアメリカ国内から来ている。この学校の売りは「ハークネステーブル」といって、木製で楕円形の大きなテーブルがクラスの真ん中に置いてあって、それを囲んで授業をするというものだ。1930年ぐらいに導入したクラスの運営方法の一つらしい。多分古いテーブルなのだろう。もしこんなテーブルを注文すると結構な値段になるだろう(またお金の話を、、、)。
今日は35分の授業なので、授業の説明、簡単な挨拶を紹介して、「私は〜です」という文を使っての自己紹介をしてもらった。
お昼ご飯を食べていると、隣のテーブルの女の子が「教えているんですか?」と聞いてきたので、「日本語を教えています」というと、「ただちょっと聞いてみただけです」と言ってきた。やはり私は幼く見えるのか、、、。
食べ終わって、託児所へ。今日はネジャーティが託児所に連れて行ってくれている。いい子にしてるかなあ、、。 託児所に入ると、梨奈はクレヨンでお絵かきをしていた。私が入っていっても気づかないようだった。ちょっとして気づいた。泣きに来たわけでもなく、ご機嫌である。お友達もできたようで(いっしょにお絵かきをしていたらしい)、よかった。ネジャーティは12時半に預けに来たようで、私が迎えに行ったのは2時近く。初日はこのぐらいでいいのかな。あんまり長くても、、。でもちょっともったいない。ネジャーティに後で聞いたら、12時近くまでずっと寝ていたらしい。やはり昨日の晩、寝るのが遅かったからなぁ。
私も睡眠不足で、梨奈と2人で夕寝をした。今日晩ご飯は昨日のカレー。今日のほうがおいしかった。やはり一晩寝かせたカレーはおいしい。
2001年07月08日(日) |
明日からちょっと違う生活 |
明日から私立高校でのサマースクールのクラスが始まる。教える方だ。クラスには10人ぐらいいるそうだ。準備も終えて、クラスに行くだけだ。 学校の先生のほとんどはキャンパスの周りに住んでいるし、学生寮もあるので、寮担当の先生もいる。 今日は生徒が来る日で、ほとんどの先生たちは何か担当になっている。私はキャンパス内に住んでいないので、特に担当はなっていない。生徒は国内だけでなく、海外からも来るので、先生の何人かはボストンの空港まで迎えに行くようである。
明日はオリエンテーションや、初めてのクラスということで、クラスの時間も短い。
梨奈は明日から託児所だ。お弁当を作らないといけない。ちょっとわくわくしている。明日は朝が早いのでもう寝ないと。
朝、ささいなことでネジャーティと言い合った。お互いストレスがたまってるのか、久しぶりに言い合った。それでも言い合った後は何事もなかったようになっている。
さて、梨奈を預かってもらう託児所を探していたが、学校近くの託児所から電話があって、手続きなどを月曜日にすることになった。この町の託児所にも打診していたが、まだ電話がなかった。
学校でミーティングがあった後、本屋に向かっていってたら、Kさんに会った。Kさんは普段この学校で日本語を教えている人である。夏は日本に帰るので、私に「サマースクールで教えてみない?」と声をかけてきた人だった。託児所の話や学校の話をした。
今日もIさんに梨奈を預けていたので、梨奈を迎えに行った。最初の1時間はよかったそうだが、また機嫌が悪くなったらしい。アパートに戻ったらネジャーティがいて、一緒に託児所に行こうということになった。この町の託児所に寄って、そこの返事も聞こうということになり、寄ってみた。担当者はちょうどオフィスにもどったみたいで、今から調べてみるところだったから、ということで(木曜か、金曜までに調べて連絡してくれるといっていたのだが)、30分後に電話することにした。 もう一度学校に向かい、30分は経っているので電話をしたら、4日間空いていますということだった。学校近くのは3日間として頼んでいたが、1日の違いで50ドル違うだけだった(どちらにしても高いことは高いが)。学校近くの託児所に着いて、事情を説明して、どちらにするか、後で電話するということにした。全然かまいませんよ、といってくれたので、少し気が楽だった。
ネジャーティと話した結果、町の託児所にすることにした。なにかあってもネジャーティがいるし、担当者の対応がよかったのもあった。帰りに町の託児所に寄って、必要書類をもらった。
6時半には学校でオープニングパーティーがあって、ネジャーティと梨奈と一緒に行こうと思っていたが、ネジャーティは午後を費やしてしまったのと、梨奈が寝てしまっていたこともあって、一人で行った。 食べものは生えびやまき寿司など期待していたよりもよくて、しばらくうろうろして、テーブルについた。同じテーブルには同じ言語学部の長の人や、外国人のための英語の授業を持っている先生もいた。その先生が、英語の授業を聴講してもいいよ、といってくれたので、空き時間にでも聴講してみようかなと思った。とても楽しい時間になった。
帰ってきたら、Kさんから電話があったそうで、あとでKさんと電話で話した。託児所のことを心配してくれてたようだった。また、夜散歩していたら、聴講してもいいよ、と言ってくれた先生に会ったようで、私が聴講しに来るといってたそうだ(もう聴講することになってる? やはり行かないと、、)。
とてもめまぐるしい一日だった。
お昼近く、寝室に梨奈と2人でいたら、鍵の音が聞こえた。上の階の人が戻ってきたのだが、梨奈はネジャーティが戻ってきたと思い、玄関にすっ飛んでいった。いくら待ってもドアが開かないので、「ダディー、ダーダー」と呼んでいた。
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近くの町にある高校のサマースクールが来週から始まる。今日と明日、教員のミーティングがある。 車で20分のところだが、運転中、雨が土砂降りになったり小降りになったりと大変だった。ついた頃にはやんでいた。
ミーティングは1時間ぐらいで、日本のように堅苦しいものではなく、和やかな雰囲気だった。ミーティングの最初に、今回がはじめての人、1年から5年の人、5年から10年の人、といわれて、該当したら立つのだが、20年以上という人が5人ぐらいいて、中には33、4年ぐらいの人もいて、拍手で沸いた。
次に各部ごとに個々に紹介されるので、また立っていった。各部の長が紹介していくのだが、ある部では、「この人を教えました」と言って紹介していた。卒業生が戻ってきて教えるというパターンもあるようだ。
---------------------------------- 梨奈はIさんに預けて、見てもらっていた。お行儀よくしていたらしい。しかし、途中で眠たくなったようで、Iさんにしがみついていた、と聞いた。明日もお願いするのだが、行儀よくしていてくれるかな?
---------------------------------- ネジャーティに朝の話をしたら喜んでいたが、同時に、教えたから当然だといっている。悔しいので、自分自身を指して「ママ、ママ」と繰り返したら、梨奈は自分の指で私の鼻を指して、「ママ、ママ」といってくれた。でも多分、意味はわかっていないと思う。いつわかってくれるかな?
今日は独立記念日。というわけで、なぜか週末で休みのような気分。天気のせいか、ネジャーティは眠い眠い、と昼過ぎまで寝ている。
ネジャーティは何とか起きて、昼ご飯を済ませ、気分転換にポーツマスへ。買い物を済ませ、コーヒーショップへ。
ポーツマスを出たのは夕飯時で、いつもお世話になっているIさんのお宅へ。明日、梨奈を見ていただけるというので、夕飯をいただきながら、梨奈の様子を見た。案外おとなしくしていて、部屋を散策したり、私の存在は眼中になさそう。これなら、明日も大丈夫かな?
それから、大学で行われる花火の打ち上げを見に行った。毎年独立記念日には花火が打ち上げられる。梨奈がどういう反応を示すかな?と思っていたら、花火を見て指差したり、その辺をうろうろしたり。花火の爆音に泣くわけでもない。近所の中国人に3歳の女の子がいるが、その子は花火が怖くて泣いていた。
夜、インターネットがつながらなくて、焦った。
昨日の雨のおかげで、とても涼しい日になった。朝起きたら15度ぐらいで、窓を閉めたぐらいだ。半そでではちょっと肌寒いぐらいだ。
夕方ショッピングセンターにある、カードのお店に行って、カードを買ってきた。その帰り、近くの池に寄った。白鳥が3羽の雛を連れて泳いでいた。そこにトルコ人の教授の奥さんが車で通りかかった。長かった髪をばっさり切って、ショートパーマをあてて若々しくなっていた。車には10代前半の女の子が2人乗っていた。どちらもトルコの女の子で、1人は昨日、もう1人は今日来たそうだ。トルコの女の子は目が大きくて、とてもかわいい。
今日も夕方には雷雨になるらしいと聞いていたが、本当にそうなった。
近所のI田さんのアパートに行った。明日の朝には出発されるのだが、今日はここのアパートのオフィスが開いていないので、鍵を預かることになっていた。 夕方に、アパートを出る用意をしていたら、雨足が徐々にひどくなって、出る頃には大雨に。それで、いつもお世話になっているI川さんのところに泊まっておられたので、そこまでお送りした。車で5分のところなのに、着いたら小降りになり、アパートに帰ってきたら、ほとんどやんでいた。こんなことなら、もうちょっと待つべきだったか。
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