でも、なんだか実感わかない。 お盆のあたりから、なんとなく秋の気配は感じているけれど・・・。
セミとこおろぎが鳴きあう不思議な季節だな。
父の持ち物を整理していて、父の趣味だった果実酒作りの瓶がたくさん出てきた。
その一つをもらって来たので、レモン酒を作ろうと、材料を買ってきた。 父のように上手に出来るかな!?
上手に出来たら、色々と種類を増やしてみよう。 でも、私はほとんど飲めないんだけど。 自分で作ったら飲みたくなるかな??
実家では、母が一人になってしまった。 寂しい母は、私に実家に帰ってこない?と聞く。 しかし、孫と一緒に住みたい母は、弟夫婦に同居をして欲しいと頼んでもいる。 弟夫婦が帰ってくるなら、私はこのままでよい。 弟夫婦が帰らなくても、毎日電話して、時間が許す限り会いにいけばいい。 もしかしたら実家に帰るかもしれない。
でも、今現在、父の車椅子のために作り変えた部屋のため、私の部屋は、物置状態となってる。 帰っても場所がない。 父が居なくなった今、父の居た部屋は、元の応接間になるだろうし・・・。
どうしたものかな? まだまだ、当分はこのままでいいと言う母の言葉に甘えている私。
毎日、母の様子を見に行くか、行けなければ電話をすることを約束した。
今後の事は、母が一人で生活できなくなってきたら考えよう。 今は何も考えられない。
入院中だった父は、 2日の朝、天に召されていきました。 1日には、意識も戻り、一安心だと皆で喜んでいたというのに・・・。
電話で呼び出され、病院に駆けつけた時にはもう遅く、最後に会うことは叶わなかった。
約1週間を、通夜葬儀、片付けなどで忙しく過ごし、あまり悲しんでいられなかった。 今日から仕事に復帰したのだが、気が紛れると思っていたら、 突然泣けてきたり、思い出したり・・・。 この1週間分の悲しみが、どっと押し寄せてきた感じ。
祖父を残して先に逝った父。 私たち家族を残して逝った父。
やりたいことだらけで、希望に満ちていた父。 最後の最後には、何を思ったのだろうか・・・。
短い人生だったけれど、やりたいことを貫き、 病気よりもお酒やタバコを選んだ父。
その頑固さに頭を抱えながらも、 その頑なさは尊敬に値すると思っていた。 自慢の父であった。
もう会えないと思うと、 親孝行をもっとしておけばよかったと後悔ばかり。
父に出来なかった分、 母には後悔しないように、しっかり関わってあげよう。
お父さん 私は、きっと大丈夫だから、 安心して天からみていて下さいね。
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