恋のさじかげん
れのん

■■■
■■
■ 「未来」と「現在」、二人の男

週末は、プチ同棲をしている。
金曜の夜にどちらかの部屋を訪ね、
一緒に食事を作って、お酒を飲みながら食事、
たくさん話をし、たくさんキスをする。
キスをして、そのままベッドになだれ込むこともある。
ベッドになだれ込んでも、そのまま抱き合って眠ることも。
たくさん話をする。馬鹿な話も、真面目な話も。
そういう自然な関係が今はとても大切だ。
バイクに乗せてもらうことにも慣れた。
彼の腕の確かさを確かめながら眠ることが、
今はとても幸せに感じる。

「現在」から電話がかかった。
今更、彼は「付き合いたい」と言ってきた。
「今、付き合ってる人がいるから、」
「何?年下と付き合ってるわけ?俺、負けたのかぁ。
 れのんは、寂しかったから、
 そいつと付き合ったんじゃないの?
 早く別れて、俺と付き合おう。」
そんな内容の電話だった。
でも、私は、
「今、付き合ってる人を大切にしたいから。」
そういって断った。
「現在」の言ってることは、正しくは無い。
だけど、私が寂しかったのは確かだ。
「現在」の言葉をかみ締めた。
そして私は、
やっぱり「未来」を選ぶと、思った。

2002年10月28日(月)

■■■
■■
■ キスの長さ

キスを何度もしていると思うことがある。
私は、人の口内温度に敏感なのだ。
口内温度の合う人とのキスは、とても長くなる。
「未来」はキスが大好きなので、
会うたび、かなり長いキスをしている。
そのままなだれ込みそうになるのを、
何度も押し留めて来ての、先日の初セックスだったため、
彼は相当に嬉しかったようだ。
セックスも相当好きみたいだけど、彼はキスが好き。
毎回、長くて濃厚。
歯の一本一本まで、舌で触れるようなキス。
唇と歯との間も、舌の裏側も、
私の口内で彼が触れていない場所は無いぐらい。
舌を絡めるとか、舌を吸うとか、
唇でむさぼりあうとか、
キスにまつわる言葉の一つ一つを、
今は確認している。
そのうち、過去のキスを全て、
忘れてしまうのかもしれない、
そんなことを考えてしまったり、、、、。


2002年10月17日(木)

■■■
■■
■ セックスの後で。

「未来」と、セックスした。
あんなに感激されたのは、初めてだった。
自分に、そんな価値があるのか、
そう錯覚してしまいそうだった。
「未来」の肌はとても滑らかで、肩幅は広く、
筋肉質、そして、
生命に満ちている、若さだと思った。
私は包まれている、そう感じた。
自分をこんなに小さいと感じたことは無かった。
「未来」は泣き出しそうになる私に、
「ちゃんと愛してるから大丈夫。」そう言って、
数え切れないぐらいのキスの雨を降らせた。

ぎこちないセックスのあとで、
私は心に強く思った。
この人を大切にしよう、
この人と生きてみよう、
そう思った。
幸せになれるのかどうか、わからない。
女26は焦りが見える。
でも、いい。
私は自分を幸せにするためには、
この人が必要なのだと分かった。
踏み込まずに、満たされることは無いのだ。
そして、
傷付かずに、愛することもできない。
傷付いても、許すことができれば、
きっと私は、大丈夫。

2002年10月15日(火)

■■■
■■
■ 足りない。

猛烈に、何かが足りないことだけは明白だった。
「猛烈に,何かが足りない。」その言葉が私を絡め取る。
一日中、その声は、責めつづけた。
だからといって、いまさら、この関係を解消できる?
いまさら、後戻りなんて出来るはずも無かった。
非人道的過ぎる、、、、、、。
「未来」との付き合いが始まった。
だけど、私の心は満たされない。
多分、「過去」の日記を読んだせいだ。
「過去」をあんな風に女の子と付き合えてしまえる人間にしたのは、
自分のせいだと思った。
私は、酷い。
私は、醜悪だ。
だけど、私は自分のプライベートが欲しかった。
携帯のメールも、PCメールも、着信履歴も、発信機も、、、、
私を全て丸裸にして、全てをしりたがった彼が、
単純に嫌だった。単純に重かった。
やましいからだけでは無かった。
付き合い始めに、同じことをされて怒ったこと、
「過去」は忘れている。。。。
ともかく、私は「未来」と付き合いはじめた。
「未来」は若い。
だから、余計、、、、不安になる。
ごみ箱に棄てるような恋愛なら、私はしたくない。
もう、26になったのだし、、、、、、、、、、。

2002年10月12日(土)
≪ ≫ 初日 最新 目次 MAIL


My追加