おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2004年02月14日(土) |
ようやく2回目の火入れです |
旧暦一月二十四日
いつものことになってしまっていますが、予定がだいぶ遅れてしまって、ようやく炭材をつくり、窯に詰め終わりました。 ほんと計画性がない・・。 昨年なんて、春の計画では昨年中に窯が2基出来上がっている予定だったのですけど、とんでもなかったです。 その経験から今年は初めから1年がかりで2基目の窯づくりを考えているのですが、この分だと相当ピッチを上げないと危ないかもしれないです。 なにせ檜原村の冬期は−10℃にもなるので、窯づくりの途中で冬は越せないのです。 またその反面、2基目は少し構造が変えたりするので、また一人でじっくり作るのは楽しみでもあります。
ということで、明日か明後日に火を入れます。 2週間ほど泊り込みますので、メールや掲示板の返信はその間できないと思いますが、ご了承ください。 今回は新月から満月の期間にというのは少しずれ込んでしまいますが、何が違うか見てみようと思います。(まだそこまで繊細に分からないと思いますが・・) では、行ってきます。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦一月十六日 満月
今夜の関東地方の満月は快晴で、ほんとにきれいでしたね。 この写真は、満月ということで月面の写真を載せたわけではなく、前に話していた窯の天井です。 これでは今ひとつわからないと思いますが、なんとなく塩っぽい。 でも、試しになめたら「うえ〜」でした・・。 竹か土の成分が地表に出てきたそうなので、何回か焼いていくうちになくなってしまうかもしれません。 それでも気に入ってしまったので、「塩釜一号」と呼ぶことにしました。
ちなみに、竹の筒に塩を詰めて焼き上げてつくる「竹塩」は、実は炭焼き窯でもやろうと思えばできます。 前の日の出町での窯では、師匠の金太郎さんから聞いて、手前の灰になる部分の竹の筒だけに塩を詰めて、何度か焼いたことがあります。 売っているものと同じように、ちゃんと硫黄の匂い(と言うよりゆで卵の匂い)がして、味もまろやかになっておいしい塩になりました。 ですけど、今回の窯はいい竹炭と竹酢液だけを目指したいので、竹塩・お花炭・木炭の飾り炭などは一切やらないことにしました。 それだと本当の「塩釜」になってしまいますし・・。
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